ローコンテクストを使いこなせ「コンサル1年目が学ぶこと」要約まとめ第4回

ローコンテクストを使いこなせ「コンサル1年目が学ぶこと」要約まとめ第4回 人生を豊かにする本の要約
ローコンテクストを使いこなせ「コンサル1年目が学ぶこと」要約まとめ第4回

本記事はこんな方におすすめ
・一流のビジネスマンになりたい方
・15年後も仕事で役立つ考え方を知りたい方

本記事で得られる教訓・メリット
・社長、政治家、教授…の成功の秘訣が知れる
・社会人1年目のレベルから学び直せる
・誤解の無い会話をする方法が知れる

書籍「コンサル1年目が学ぶこと」を、社会人10年目の私(ええぞう)が要約しようという試みです。


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ローコンテクストを使いこなすとできること

「ローコンテクスト」を使いこなすとこんなメリットがあります。

  • 他社の相手とも誤解なく会話ができる。
  • 海外の相手とも意思疎通ができる。
  • 相手を思い通りに誘導できる(かも)。

ローコンテクスト、ハイコンテクストとは?

辞書には「ローコンテクストとは、コミュニケーションの前提となる文脈や価値観が少なく、より言語に依存してコミュニケーションが行われること。」とあります。ローコンテクストに対して、前提となる文脈の共有が多く「以心伝心」でコミュニケーションが行われることを「ハイコンテクスト」と言います。

以下のように考えるとわかりやすいです。

日本人=ハイコンテクスト(例:空気を読む、顔色を伺う)
アメリカ人=ローコンテクスト(例:はっきりとものを言う、契約書が分厚い)

日本人のような同一民族国家では、お互いの価値観が近いので相手の考えていることが自分の経験から分かったり、相手の仕草や雰囲気から察知することができます。言葉に頼らずにコミュニケーションすることをハイコンテクストと言います。

一方で、アメリカ人のように民族が入り混じった国では、お互いの価値観が違うことを前提に会話します。曖昧な言葉を好まずはっきりとものを言います。欧米の人とビジネスをしたことのある方なら経験あると思いますが、欧米人の用意する契約書は日本人のものと比べ物にならないくらい分厚いです。そして内容が異常に細かく「こんな当たり前のことまで書くの?」ということまで書かれています。これも価値観が違うことを前提としたローコンテクストによるものです。

日本人のハイコンテクストの罠

日本人はハイコンテクストだと言いました。

じゃあ「日本人との会話ならハイコンテクストのままでOKか?」と言われると答えはノーです。とくにビジネスの場面では。

ハイコンテクストが行き過ぎると、さすがの日本人同士でも誤解が生まれます。

たとえば
上司「あの件どうなった?」
あなた「それは〇〇になりました」
上司「ん?その件じゃなくてあの件だよ」
あなた「どの件ですか?」

たとえば
上司「今日のテストどうだった?」
あなた「うまくいきました」
上司「なら良かった、明日レポートよろしく」

〜翌日〜
あなた「レポートできました」
上司「どれどれ、ん?試験の目的と結果がバラバラだぞ?」

「あの件」では一体なんのことを言っているのか分かりません。もっと明確に例えば「今月の営業部の固定費の分析の仕事」のように、誰でも分かるように言い換えましょう。

「うまくいきました」では目標に対して達成できたのかどうかが分かりません。もっと明確に「目標の回転数10,000回転に対して、9,000回転という結果でしたが、足りない原因は分かっているので、すぐに目標達成できます」のように誰でも分かるように言い換えましょう。

ローコンテクストを使いこなす方法①

ローコンテクストを使いこなすことで、相手との誤解を最小限にすることができます。ビジネスシーンでは、誤解があるとそもそもビジネスにならないので、全ビジネスマンはローコンテクストを意識しましょう。

ではどうするか?答えは簡単です。「小学生でも分かる言い方に変える」です。

例えば「ローコンテクスト」と言う言葉を辞書で引くと「ローコンテクストとは、コミュニケーションの前提となる文脈や価値観が少なく、より言語に依存してコミュニケーションが行われること。」と出ますが、このままでは少し理解が難しいですよね。

これを小学生でも分かるように私(ええぞう)なりに言い換えると「話し合う人同士の考え方や今までの経験が違うと、相手に間違って伝わってしまう。例えば”お茶飲みますか?”って言われると日本人は緑茶を考えるけど、外国の人は”紅茶”や”ウーロン茶”を考えるかもしれない。だから”緑茶飲みますか?”と伝えることで、相手にちゃんと伝わる」

これは極端な例でしたがビジネスマンでもハイコンテクストを使いすぎて相手に伝わっていないこと、多くありませんか?

たとえば
・「あの件どうなった?」
・社内用語を社外でも使っちゃう
・カッコつけて横文字使っちゃう

ローコンテクストを使いこなす方法②

ローコンテクストを使いこなすことで、相手を思い通りに誘導できるかもしれません。ローコンテクストな会話とは突き詰めると「相手との理解の差が無いこと」になります。

そのために「相手との理解に差の無いテーマを使う」ことが有効です。それは「愛・家族・正義」です。愛しい人に向けられる愛情や家族を大切にする気持ちは皆さん持っていますよね。やって良いこと悪いことの正義は世界中の人で大きな差はありません。

ハイコンテクストな例
上司「コロナで会社の財政状況が良くないので、残業は原則禁止です。」

ローコンテクストな例
上司「コロナで会社の財政状況が良くないので、残業は原則禁止です。厳しい状況ですが見方を変えると家族を大切にする時間を増やすことができます。早く帰って家族団らんしたり、家族サービスしてください」

あなたは、どちらのほうがすんなり受け入れられますか?

まとめ

ローコンテクストを使いこなすとできること

  • 他社の相手とも誤解なく会話ができる
  • 海外の相手とも意思疎通ができる
  • 相手を思い通りに誘導できる(かも)

ローコンテクストを使いこなす方法

  • 小学生でも分かる言い方に変える
  • 愛・家族・正義をテーマに使う

最後に

本記事は本書のごく一部を、私の経験も含めて解説しています。詳しく知りたい方はぜひこちら↓をクリックしてみてください。


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