本記事で得られる教訓・メリット
・真に健康な食事が分かる
・健康になるために食べるべきものが分かる。
・健康になるために食べてはいけないものが分かる。
「健康になりたい」「病気になりたくない」というのは万人の願いだと思います。こう思わない人は存在しないでしょう。
だから世界中で毎日のように新しい健康食材や新たな食事法が次々登場します。
「痩せるにはコレがいい!」「コレステロールを下げる食材はコレ!」などなど。
しかし残念ながら、その多くは”本当は健康に良くない”可能性があります。なんならその逆”不健康になる”可能性があります。こんな情報、偽物のまがい物で、許されないと思いませんか?
「健康になると思ってやってた習慣が、まさか不健康になる習慣だった」なんて後悔してもしきれません。しかし、誰もそのことを教えてくれません。本書は、そんな間違った健康常識に一石を投じる一冊になっています。
本記事では、書籍「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を私の経験も交えて解説します。私の説明だけでは説明しきれないほど良い本なので、ぜひ本書を手にとってみてください。
あなたの健康常識は間違っている!
突然ですが質問です。
質問1 あなたは普段の食事で健康に気をつけていますか?
おそらく多くの人が「はい」「少なからず気を使っている」と答えたでしょう。「そりゃあ、たまにはラーメン食べに行っちゃうこともあるよ。でも、白米を少なめにして、その分牛肉食べてタンパク質を補給してるし、冷蔵庫には野菜ジュースだってあるし」と考えたのではないでしょうか?
質問2 その健康な食事に”科学的な根拠”はありますか?
おそらく多くの人が「え?科学的根拠?テレビで健康に良いって言ってたぞ」と考えたのではないでしょうか?当たってるでしょう?そうです、これが”メンタリズム”です(笑)
冗談はさておき、私のメンタリズムにまんまと引っ掛かったあなた!!あなたの健康常識は間違っています。
- 白米を食べるのは、砂糖を食べてるのと同じ。血糖値がみるみる上昇します。
- 牛肉には発がん性物質が含まれています。これはWHO(世界保健機構)が2015年に発表しています。5年も前から分かっていた常識です。
- 野菜ジュースは飲んでも意味ないです。むしろ体に悪いです。野菜ジュースを飲むなら水でも飲んでいたほうがマシ。これが真実です。
間違った健康常識を広めている悪者は誰だ?
あなたの健康常識は、どこから仕入れた情報でしょうか?おそらく「テレビ」「雑誌」「新聞」「料理本」…色々な情報源があると思います。ではなぜ間違った健康常識が広まってしまったのか?それは「お金」だと考えます。
「テレビ」や「新聞」は、かならずスポンサーと言われる、彼らの活動をバックアップする企業や団体が存在します。もしスポンサーに食肉業界の企業がいたとしましょう。そんな中「肉は体に悪いから食べるな」と言えますか?無理でしょう?そんなことをしたら、スポンサーから降りてしまって貴重な収入源が絶たれてしまいます。
「雑誌」や「料理本」はなぜ出版するのですか?それはお金になるからです。100%善意で本を出す人はまずいません。そんな中、日本人の国民食である白米を「体に悪いから、一口もたべるな」なんて極端で反発されそうな本を出せますか?無理でしょう?
ビジネスマンなら、彼らの気持ちを理解できるはず。そして同情してしまうでしょう。頑張った仕事の成果を上司に報告するとき、よく見せようと少なからず話を盛ったりしますよね?お客さんの立場を考えて、間違っていると思ったことがあっても「Yes」と答えてしまうことありますよね?
答えがノーなら、あなたは上の人たちを責める権利があります。私は残念ながら責められません。つまり「悪者はいない」のです。
本書の概要とあらすじ
そんな、悪者はいないけど間違った健康常識に溢れてしまった世界を救いにきたヒーローが著者の津川友介さんです。津川さんは東北大学医学部卒、ハーバード大学で修士/博士号を取得。現在はカリフォルニア大学の内科学助教授の先生です。
津川さんは、本書でとにかく科学的根拠にこだわります。健康食の本というよりも学術研究をまとめた科学本としての側面が相当に強いです。科学的根拠にこだわりが強すぎるので「前世で科学的根拠に命を救われたのかな?」と思うほど。
本書では世界中の研究結果をかき集めて「どれだけ信憑性の高い検証や実験が行われたか」という観点から、健康食材のランクづけをし、特にランクの高いものをおすすめとして紹介しています。例えばピーマンは体に良いという研究結果があったとき「被験者の民族に偏りはないか?」「ピーマンを食べる以外の生活はどうか?」というところまで突っ込んで調べ上げます。その結果、信頼性の高い方法で健康に良いと報告された研究が、世界中で数多く報告された食材を”本当に健康に良い食材”と評価しています。
本書で紹介される食材は今後の研究によって覆る可能性もありますが、今この時点で考えるとテレビや雑誌でポッと出で紹介される健康法よりも、ずっとずっと信頼できる健康法だと思います。
健康になりたきゃコレを食え!
世界中の多くの研究で健康に良いと結論付けれれている食材で、かつその実証、確認方法も信頼性が高い方法を取られています食材が「本当に健康に良い」と言うことができます。
本当に健康に良い食材
・魚
・野菜・果物(じゃがいも、ジュースは含まない)
・茶色い炭水化物(例:白米でなく玄米)
・オリーブオイル
・ナッツ
本当に体に悪い食材
・赤い肉(牛、豚、加工肉)
・白い炭水化物(白米、白い食パン)
・飽和脂肪酸(例:バター、チョコレート)
それぞれの食材の根拠や解説は、次回以降の記事で詳しく説明したいと思います。
最後に
本書で紹介された「本当に健康に良い食材」を可能な限り食べることが、健康になるための最短の近道だと言えます。しかし毎日3食をすべて「本当に健康に良い食材」にすることは不可能ですし、なにより楽しくありません。「本当に体に悪い食材」を一生食べないというのも不可能です。
私は、そこまでしないと健康になれないぞ!と脅すつもりはありません。
人生何事もバランスです。ファミレスに行って「何をたべようかな?」と迷った時に、本書を思い出して食生活に一部に自然に取り入れてみてはいかがでしょうか?
本記事の内容は、あくまでもザックリしたあらすじになります。
もし気になったら、本書を手にとっていただければより理解が深まると思います。
本ブログでは、人生に役立つ本の要約をまとめています。