「運転者」要約・まとめ_幸せになるための5つの教えとは?

「運転者」要約・まとめ_幸せになるための5つの教えとは? 人生を豊かにする本の要約
「運転者」要約・まとめ_幸せになるための5つの教えとは?

あなたは運が良くなりたいですか?自分は運が悪いと悩んでいますか?

そんな人に読んでほしい本「運転者~未来を変える過去からの使者~」を本気で要約・まとめます。

人生を好転させる考え方

  • 幸運を捉えるには、いつも上機嫌でいよう
  • 損得勘定では、運は好転しない
  • 運は貯めて使うもの
  • 頑張るのは自分の為だけじゃない

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あらすじ

本書は「私はいつも運が悪い」「努力したって報われるとは限らない」と諦めてしまっている人に、「運」というものに対する考え方をあらためることができる物語です。

主人公は妻と娘を持つ「自分は運が悪い」が口癖の完全歩合制の保険営業マン。

ある日、大口の保険契約が一斉契約になり給料激減の大ピンチに陥ります。それと同時に娘の不登校、実家の問題と立て続けに不運な出来事が主人公に襲い掛かります。

そんなとき1台のふしぎなタクシーが主人公の前に止まった。

運転手との会話の中で「人生のヒント」を得ながら少しずつ変わっていく。「思い込み」や「価値観」の変化により行動が変わり、まさに”運”を”転”じていくストーリーです。

主人公の悩みがリアルで、最後には大きなどんでん返しもあり、 物語としてとても面白いので、読書が苦手な方でもスラスラと読める本になっています。

そんな本書から人生を好転させる考え方を紹介します。

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機嫌が悪いと運が逃げる、いつも上機嫌でいよう

運が劇的に変わるときが人生にはある。それを捕まえられるアンテナの感度は、上機嫌のときに最大になる。逆に機嫌が悪いとアンテナは働かない。

運転者 未来を変える過去からの使者

ふしぎなタクシーの運転手は主人公に「運と機嫌の関係」をこのように説きます。

このエピソードでは、主人公が不登校の娘の担任の先生と面談のため、ふしぎなタクシーで学校に向かいます。道中、運転手が上のように主人公に説きます。主人公が教室に着くと、妻と担任の先生は先に話を始めていました。主人公が来てから、担任の先生の話は当たり障りのない内容ばかりで「本当に娘のことを考えているのか?」と不機嫌になり、イライラしながら終わってしまいます。

しかし実は、主人公が着く前に妻から「主人は保険の営業をしている」という話をしており、担任の先生はそれに興味がある様子でした。しかし主人公の不機嫌な態度で、そんな話をする雰囲気では無くなってしまい、主人公は自分の不機嫌でビジネスチャンスを逃してしまいました

この話はもちろんフィクションですが、確かに「不機嫌でいるとチャンスを見逃したり、自ら遠ざけてしまう」ことはみなさんの人生経験からも納得できるのではないでしょうか?

「いつも上機嫌でいよう」という教えは、なかなか実行するのが難しそうですが、イライラしたときこそ、この教えを思い出して自分を振り返りましょう。

ここからは私の経験も交えます。いつも上機嫌でいるためにどうすれば良いのでしょうか?

私がおすすめするのは散歩です。

仕事中でも家にいるときでもイライラしたら散歩に出かけましょう。ほんの5分~10分程度でOKです。

散歩をするとイライラする出来事から離れることができるので心を落ち着ける時間を確保できます。離れることで一歩引いた目線でイライラの種を見ることができ、いわゆるメタ認知に繋がります。さらに散歩という単純なリズム運動で脳内では幸せホルモンのセロトニンが分泌され上機嫌でいることができるのです。

「イライラしたら散歩に行け」これがいつも上機嫌でいるためにおすすめです。

イライラしたら散歩に行こう
イライラしたら散歩に行こう

幸運を捕まえたいなら損得から離れろ

自分が得しそうだと思ったら行動する。損しそうだと思ったらやめる。それが当たり前に染みついている。もっと純粋に未知のものに対して「楽しそう」「面白そう」と思ってもいいのではないでしょうか?

運転者 未来を変える過去からの使者

ふしぎなタクシーの運転手は主人公に「どうしたら幸運を捕まえられるのか?」と聞かれ、このように答えます。

子どもの頃は、自分の興味の向くままに毎日を過ごしてきた人も、大人になると損得勘定で動くようになってしまいます。

損得勘定ばかりで動くと、すぐに自分の望む結果が得られないと「運が悪い」「努力しても結果が出るとは限らない」とネガティブなことばかり考えるようになってしまいます。

ときには、自分の感性を信じて「面白そう」「やってみたい」と思うことにただただ没頭することも大切です。

ここからは私の感想ですが、脳科学・神経科学でもこの教えは科学的に裏付けされています。

損得の無いただやりたいことに熱中・没頭することで、普段の悩みを考えない時間が生まれ、今・ここにだけ集中することが出来ます。これはいわゆるマインドフルネス瞑想と同じ状態となります。

するとストレスが軽減するだけでなく、悩みの内容に対してずっと悩んでいたときには思いつかなかった新たなアイディアが生まれる可能性が高まるのです。

大人だからといって遠慮することなく、心から熱中できることに没頭する時間を持ちましょう。筋トレでも、サウナでも、スポーツでも、愛犬とのふれあいでも、友達とのおしゃべりでもなんでもOKです。

心から熱中できることに没頭する時間を持ちましょう
心から熱中できることに没頭する時間を持ちましょう

運はポイントカード

運は、良いか悪いかではない。使う・貯めるである。先に貯めるがあって、ある程度貯まったら使うことができる。頑張っても報われないときは運が貯まっている。努力してすぐに結果が出るときは、貯まった運を小出しにしているだけ。

運転者 未来を変える過去からの使者

この教えは、本書の中核となるメッセージです。

普段私たちは運を良し悪しで捉えていますが、運はポイントカードのように貯めて使うものだと言います。

私は最初この文章を見たとき「それはきれいごとではないか?」と思いましたが、読み進めるうちに「心の持ち方としてはおもしろい」と思うようになりました。

というのも、確かに人生では頑張っても結果が出るときと出ないときがあります。それは誰の人生でも起こりうることです。そんなとき「運が悪かった」だけで済ませるより「今は運を貯めている」と考えることで、目の前の出来事に対してポジティブに捉えることができるようになるからです。

運はポイントカード制
運はポイントカード制

私は「私たちはこの考え方を都合よく使っているだけなのでは?」と考えます。

例えば、あなたに受験生の子供がいたとします。受験で失敗した子供に何と声を掛けますか?「今回は運が悪かったね」と声を掛ける人は少ないでしょう。おそらく「今回は失敗したけど、次は上手くいくよ。あとでやってよかったと思える日がくるよ」と声を掛けるでしょう。

これがまさに「運はポイントカード」です。しかし、いざ自分のことになると、短い期間で頑張りが結果に繋がらないと「運が悪い」「努力は報われない」と簡単に結論付けてしまうのです。

あなたも、自分と他人で運の「良い悪い」「貯める使う」を使い分けてしまってませんか?

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頑張るのは自分のためだけじゃない

例えば娘さんの頑張る姿を見て「俺も頑張らないと」と思って仕事を乗り越えるエネルギーを貰います。そんな大人が集まって仕事をする。そのエネルギーが社会を動かすんです。つまり娘さんの出したエネルギーが社会をうごかしていると言えませんか?

運転者 未来を変える過去からの使者

受験や就職活動などの長期にわたる頑張りは「自分のためだけにやるものだ」と思いがちです。そのため、なかなか結果が出ないと「もうやめたい」「自分には才能がない」と諦めたくなってしまいます。

しかしあなたの頑張りは必ず誰かが見ています。そしてその人はあなたからエネルギーを貰っています。

もし結果が出ないで諦めたくなったら、この言葉を思い出してください。あなたの努力はあなただけのためでなく、あなたの大切な人を励ましています。そしてあなたの頑張りで社会が動いています。そう思うと、もうちょっとだけ頑張ろうと思えませんか?

頑張るのは自分のためだけじゃない
頑張るのは自分のためだけじゃない

本当のプラス思考とは

本当のプラス思考とは、人生でどんなことが起きても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えること。

運転者 未来を変える過去からの使者

主人公はふしぎなタクシーの運転手から「プラス思考でいましょう」と言われますが「俺はどうしてもプラス思考になれない。いつもネガティブなことばかり考えてしまうんだ」と頭を抱えてしまいます。それに対しタクシーの運転手は、このように説きます。

一般に理解されているプラス思考とは、どんな悲惨な出来事が起こってもポジティブでいられる能天気のようなイメージです。しかし本書ではその考えを改めるべきだというメッセージが込められています。

もちろん、悲惨な出来事が起きれば人は落ち込みます。そしてそれを無理やりポジティブに捉えることができる人はほとんどいません。一旦は落ち込みながらも、落ち込んだあとは、そのことを大切な経験だと考えるようにしましょう。それが本当のプラス思考です。

きっといつか「あのときの悲惨な経験があったから今の自分がある」と感謝すらできると気がくる。本書ではそのように説いています。

本書で紹介されるプラス思考を手に入れる方法

  • 誰かと比べるのを止める
  • 起こった直後は「最悪」と思っても、時間が経って考えてみると「むしろ良かった」と思えることばかりと考える

まとめ

人生を好転させる考え方

  • 幸運を捉えるには、いつも上機嫌でいよう
  • 損得勘定では、運は好転しない
  • 運は貯めて使うもの
  • 頑張るのは自分の為だけじゃない
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