自宅でがん検査ができる、世界初の線虫がん検査、尿一滴で15種類の早期がんリスクが分かるN-NOSEを実際につかってみました。費用・手続き方法・評価をレビューします。
N-NOSE(エヌノーズ) | 尿1滴でわかる!線虫がん検査 N-NOSE®︎
N-NOSEってなに?
N-NOSEとは、自宅で尿を採取して15種類の早期がんリスクを調べることができる検査キットです。
N-NOSEで調べられる15種類のがんリスク
胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がん、すい臓がん、肝臓がん、前立腺がん、食道がん、卵巣がん、胆管がん、胆のうがん、膀胱がん、腎臓がん、口腔・咽頭がん
嗅覚に優れた線虫が、がんの匂いに反応することを応用して開発されたのが線虫がん検査「N-NOSE」です。発見が難しいとされているステージ1の早期がんにも反応します。
線虫の嗅覚解析技術は25年以上の研究により培ったもので、Natureやその姉妹紙、Science姉妹紙など権威ある科学誌に多数取り上げられています。線虫がん検査はアメリカなど各国で再現性の報告が行われており、世界中で認められています。
N-NOSEを購入するメリット・デメリット
実際に、N-NOSEを購入してがん検査を受けた著者が感じたメリットとデメリット(注意点)を紹介します。
N-NOSEのメリット
- 自宅で好きなときにがん検査ができる
- 採血は不要。採尿だけで良い
- 検査できるがんの種類が豊富
- がんリスクが高いと判定されると、サポートしてくれる
N-NOSEのデメリット(注意点)
- 尿の提出時、集荷の場合追加費用が必要
- 東京都以外は、提出場所が少ない
- 採尿〜提出まで時間制限がある
- 尿提出〜判定まで4週間と長い
それぞれについて、詳しく紹介していきます。
N-NOSEのメリット
自宅で好きなときにがん検査ができる
がん検査は、少し前まで病院で行うものでした。しかし今は自宅で気軽にできる時代になりました。N-NOSE以外にも自宅でできるがん検査キットは多くなってきた印象があります。
会社勤めの方なら会社の健康診断や人間ドッグでがん検査を受けることができますが、年齢は40歳以上から、対象のがんは胃がんなど特定の種類のみ、拘束時間が長く費用も高いと不満を抱える人が多いと思います。
著者は現在30代半ばですが、両親ともにがん経験者です。そのため「会社の健康診断では40歳以上にならないと、がん検査が受けられない」ということに不安を抱えていました。そんなときN-NOSEの広告に出会い、購入することを決めました。
採血は不要。採尿だけで良い
前述の通り、今は自宅で気軽にがん検査を受けられるキットが多く販売されています。しかし、そのほとんどは採血が必要なものです。採血するには、針で痛い思いをしたり、直前の消毒が面倒くさかったり、終わったあとに絆創膏を指に貼るのが億劫だったりします。
その点、N-NOSEは採尿だけでOKなのでかなり気軽です。
検査できるがんの種類が豊富
私がN-NOSEを選んだ理由の一つがこれです。他社のがん検査キットと比較しても、かなり広範囲のがんが対象でありながら、費用も高すぎないです。
N-NOSEで調べられる15種類のがんリスク
胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がん、すい臓がん、肝臓がん、前立腺がん、食道がん、卵巣がん、胆管がん、胆のうがん、膀胱がん、腎臓がん、口腔・咽頭がん
がんリスクが高いと判定されると、サポートしてくれる
N-NOSEでがんリスクが高いと判定されると、以下のサポートを受けることができます。
がんリスクが高いと判定されたときのサポート内容
- 検査結果の解説
- 次の検査に関する情報提供
- 医療機関等への相談にむけたアドバイス
- 健康診断・人間ドッグの予約代行
N-NOSEのデメリット(注意点)
著者の経験から、N-NOSEを購入する上で注意してほしいことをまとめます。
尿の提出時、集荷の場合追加費用が必要
尿の提出のとき、自宅に集荷に来てもらうパターンと、指定の場所に提出するパターンがあります。前者の場合、集荷料金として約2,000円必要となります。さらに支払いはクレジットカードのみ対応なので、購入する前にどちらにするかを決めておきましょう。
東京都以外は、提出場所が少ない
尿を指定の場所に提出するパターンを選択した場合、東京都なら都内に多くの提出場所がありますが、それ以外はまだ少ないです。
東京都民以外は、提出場所の近くに住んでいるか車が無いと苦労するかもしれません。最寄りの提出場所がどこか注意しましょう。
採尿〜提出まで時間制限がある
採尿してから提出するまでに時間制限があります。また保冷剤での保温も必要となります。採尿する前に、①保冷剤を冷凍庫で冷やしてあること。②採尿後、4時間以内に提出できること。の2つをよく確認しておきましょう。
著者は、神奈川県に住んでいるので仕事のついでに東京都内の提出場所に提出しようと思いましたが、4時間以内に提出できるか自信がなかったので、休日に県内の提出場所まで車で30分かけて提出することを選びました。今思うと、お金を払ってでも集荷してもらったほうが良かったかもしれません。
尿提出〜判定まで4週間と長い
尿を提出してから判定まで通常4週間、長いと6週間かかるそうです。著者は12月初旬に提出し12月末に結果を受け取りました。この4週間はけっこう長く感じました。自分自身の健康に関わることなので、結果を待っている間どうしても心配になってしまい何度も頭によぎりました。
N-NOSEの費用はいくら?
N-NOSEの費用
- 定期検査:13,800円(税込)
- 1回検査:14,800円(税込)
- 支払い方法:クレジットカード決済・Amazonpay・NP後払い
自宅で収集してもらう場合の追加料金
- 費用:2,200円かかります。
- 支払い方法:クレジットカード決済のみ
N-NOSEは、1回のみの検査と定期検査の2パターンを選択することができ、定期検査のほうが1回あたりは安く設定されています。定期の頻度は以下から選択します。
なお、2回目以降はいつでもキャンセル可能ですので、著者個人的には定期検査(年1回)を選んで、気に入らなければ2度目はキャンセルすれば良いと思います。
定期検査の頻度
- 年1回(12ヶ月ごと)
- 年2回(6ヶ月ごと)
- 年3回(4ヶ月ごと)
N-NOSEの手続き・検査方法を解説
N-NOSEの手続き・検査方法
- WEBサイトから検査キットを購入
- 検査キットが自宅に届く
- 尿の提出を予約する
- 尿を提出する
- 電子メールと郵送で結果が届く
WEBサイトから検査キットを購入
WEBサイトから、指示に従って検査キットを購入します。AmazonユーザーならAmazon Payが利用できるので便利です。
このとき、メールアドレスやキット届け先の住所を登録します。定期検査を選択する場合、このタイミングで頻度も選択します。
検査キットが自宅に届く
購入手続きが完了してしばらく経つと、自宅に検査キットが自宅に届きます。大きさはA4用紙程度の箱です。
尿の提出を予約する
検査キットに入っている説明書を読みましょう。そこに書いてあるQRコードもしくはURLから提出を予約します。
尿を自宅集荷してほしい場合はこのタイミングで予約・支払いをします。なお支払いはクレジットカード決済のみ対応です。
尿を提出する
自宅集荷もしくは指定場所へ提出しましょう。尿の提出には、保冷剤を使った保温と採尿後4時間以内の提出が必要になります。採尿するまえに説明書をよく読んでおきましょう。
電子メールと郵送で結果が届く
尿を提出後4〜6週間で結果が届きます。著者ははじめに電子メールで通知を受け、その数日後に郵送で届きました。
電子メールでの通知の場合、N-NOSEのマイページから検査結果を見ることができますので、電子メールからの結果確認が最速となります。電子メールアドレスは普段から使い慣れたものにしましょう。
↓が私のN-NOSE検査結果です。今回はA判定(リスク低い)でしたが、気を抜かずにまた1年後にもう一度検査してみようと思います。がんリスクを上げないためには、禁酒・禁煙・食生活・運動が大切らしいですね。
まとめ
自宅でがん検査ができる、世界初の線虫がん検査、尿一滴で15種類の早期がんリスクが分かるN-NOSEを実際につかってみました。費用・手続き方法・評価をレビューしました。
N-NOSEで調べられる15種類のがんリスク
胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がん、すい臓がん、肝臓がん、前立腺がん、食道がん、卵巣がん、胆管がん、胆のうがん、膀胱がん、腎臓がん、口腔・咽頭がん
N-NOSEのメリット
- 自宅で好きなときにがん検査ができる
- 採血は不要。採尿だけで良い
- 検査できるがんの種類が豊富
- がんリスクが高いと判定されると、サポートしてくれる
N-NOSEのデメリット(注意点)
- 尿の提出時、集荷の場合追加費用が必要
- 東京都以外は、提出場所が少ない
- 採尿〜提出まで時間制限がある
- 尿提出〜判定まで4週間と長い
N-NOSEの費用
- 定期検査:13,800円(税込)
- 1回検査:14,800円(税込)
- 支払い方法:クレジットカード決済・Amazonpay・NP後払い