Amazfitから初めてのランナーモデル「Amazfit Cheetah」シリーズが登場しました。個別のプロフィールやランニングレベルに合わせてトレーニングを提案するAI「Zepp Coach」を活用すれば、ランニング初心者の方でも効率的なステップアップを実現できます。
さらに業界をリードするGPSテクノロジー「MaxTrack」を搭載し、正確な位置情報を提供。豊富な収集データでパフォーマンスや健康状態を詳細に分析できます。軽量で通気性の優れたデザインは、長時間のランニングでも快適。新製品のAmazfit Cheetahで毎日のランニングを進化させましょう。
本記事では、そんなCheetahシリーズの2機種を比較・検証します。
価格・ハードを比較
まとめ
- 価格は、Cheetah Proの方が1万円程度高い。
- Cheetah Proはチタン合金が使われており、衝撃に強い。
- バッテリー寿命は、最大14日間。
- GPSは他社スマートウォッチと比べてもトップレベル。
価格について、Cheetahは参考価格\49,900、Cheetah Proは参考価格\59,900となります。Proの方が約1万円高い値段設定となっています。この値段の差は、後述する本体の素材の違いが大きいです。Cheetahに比べ、Cheetah Proは固く高級な素材を使用しているため、普段からアウトドアなどのハードな環境で使う方にはCheetah Proがおすすめです。一方で、機能面はほとんど差がないので機能だけが欲しい人はCheetahがおすすめです。
カラーラインナップについて、CheetahもCheetah Proもカラーラインナップはそれぞれ1種類です。Cheetahはシルバーと黄色が基調のスポーティな印象があります。一方のCheetah Proは黒と赤が基調のフォーマルな印象を受けます。そのため普段使いも意識するならCheetah Proの方がどんなシーンでも馴染むと考えられます。
画面・本体サイズについて、比較した表が下になります。画面サイズはCheetah Proの方が大きいですが重量は軽くなっています。これは後述しますが、Cheetah Proはチタン合金が使われているためです。チタンは他の金属に比べて軽くて硬い性能を持っているためです。
カラー | Cheetah | Cheetah Pro |
画面サイズ | AMOLED 1.39インチ | AMOLED 1.45インチ |
本体サイズ | 46.7×46.7×11.9mm 47g | 47×47×10.9mm 43g |
素材について、Cheetahは繊維強化ポリマーが使われています。繊維強化ポリマーとはプラスチックにガラスや炭素の繊維を混ぜたもので、通常のプラスチックよりも硬くて壊れにくい性能があります。Cheetahはランナー向けモデルなので通常のスマートウォッチの素材よりも強固な素材が使われています。一方で、Cheetah Proは繊維強化ポリマーだけでなくチタンも使われています。チタンは繊維強化ポリマーよりも硬いため、Cheetah Proの方がハードな状況でも耐えられます。
バッテリーはCheetahもCheetah Proも同性能です。容量は440mAh、充電はマグネット式で満充電まで2時間、バッテリー寿命は通常の使用で14日、高精度GPSモードで26時間となります。バッテリー寿命の増減が大きいので、ランニングやハイキングをするときだけ高精度GPSモードにして、日常では通常モードにするのがおすすめです。
防水性能はCheetahもCheetah Proも同性能です。5ATMの防水性能を備えています。これは、水深50mに相当する圧力に対応し、具体的には、水しぶき、雨、雪、シャワー、スイミング、水中への飛び込み、シュノーケリングに耐えられるレベルです。
GPSはCheetahもCheetah Proも同性能です。円偏波+デュアルバンド+6衛星測位を備えています。これは、他社のランナー向けスマートウォッチと比較しても最高レベルの高精度のGPS機能です。特に、円偏波GPSアンテナは衛星信号のほぼ100%を拾うことができます。市場の多くのスマートウォッチはそうではありません。これにより、高層ビルのある都市や高い木のある公園を走るときの干渉を減らし、並外れた精度で動きを追跡します。
センサーはCheetahもCheetah Proも同性能です。加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、環境光センサーを搭載しています。これにより後述する高度なエクササイズの分析が可能になっています。
最後に、価格・ハードを比較した一覧表です↓
Cheetah | Cheetah Pro | |
参考価格 | ¥49,900 | ¥59,900 |
カラー | 1種類 | 1種類 |
画面サイズ | AMOLED 1.39インチ | AMOLED 1.45インチ |
本体サイズ | 46.7×46.7×11.9mm 47g | 47×47×10.9mm 43g |
素材 | 繊維強化ポリマー | チタン合金 繊維強化ポリマー |
物理ボタン | 2 | 2 |
Bluetooth接続 | Bluetooth 5.3 | WLAN 2.4GHz Bluetooth5.0 |
バッテリー | 440 mAh | 440 mAh |
充電方式 | マグネット式 2時間 | マグネット式 2時間 |
連続使用日数 | 標準使用:14日 高精度GPS:26時間 | 標準使用:14日 高精度GPS:26時間 |
防水 | 5ATM | 5ATM |
GPS | 円偏波 デュアルバンド 6衛星測位 | 円偏波 デュアルバンド 6衛星測位 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 気圧センサー 環境光センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 気圧センサー 環境光センサー |
エクササイズ機能を比較
まとめ
- エクササイズ機能はCheetahもProも同レベル。
- 150種類のエクササイズに対応、運動データを集計可。
- AIを使ったトレーニングの提案あり。
- ランナー向けに高度なデータ集計機能あり。
対応するエクササイズは、CheetahもCheetah Proも150種類です。オーソドックスなランニング・ウォーク・サイクリング・水泳・筋力トレーニングだけでなく、ダンス・コンバットスポーツ・球技・ウィンタースポーツ・トライアスロンなどのスポーツにも対応しています。エクササイズ中に対応するエクササイズをセットしておくことで、消費したカロリー・心拍数・運動強度などの情報をスマートウォッチが収集して、後で見ることができるようになります。運動をしたことの成果が見えるようになるので運動に対するモチベーションが上がります。
エクササイズ自動認識は「運動を始めるとスマートウォッチが自動でそれを感知してデータの収集を始めてくれる」機能です。対応するエクササイズは、CheetahもCheetah Proも同じく以下の8種類です。
- ランニングマシン(屋内)
- ランニング(屋外)
- エリブティカルマシン
- サイクリング(屋外)
- ウォーキング(屋内)
- ウォーキング(屋外)
- ローイングマシン
- 水泳
スマートウォッチの設定をせずとも自動で運動データを集計してくれるので、普段からこれらの運動をする人にはとても便利な機能です。
ルートインポートとナビゲーションは、CheetahもCheetah Proも備えている機能です。これはスマホアプリからランニングルートをインポートし、リアルタイムでナビゲートしてくれる機能です。ランニングや登山などのシーンで活用できるナビゲーション機能です。また「リアルタイムトラッキング」で旅の進捗を追跡してリアルタイムでウォッチ上に表示します。事前にダウンロードしたマップをウォッチ上に表示することもできます。電波状況の悪いところで使う際は事前にダウンロードできるので安心です。
高度なサポートは、CheetahもCheetah Proも備えている機能です。Amazfit Cheetah向けにアップグレードされたZepp Coachが、AIの力を活用し、あなたの現在のランニングレベル、目標とするレースの日付と距離、およびレースの目的に基づいて、ベストパフォーマンスに導くランニングプランを提供します。Zepp Coachは日々のパフォーマンスに基づいて、トレーニングスケジュールを週ごとに調整します。オーバートレーニングを避けるための休息や、適切なトレーニングのステップアップまで提案します。
さらに、ランナー向けには表のように細かいデータを集計することができます。ここまで細かいデータが集計できるスマートウォッチはかなり珍しいです。
カテゴリ | 指標 |
時間 | 合計時間、運動時間、ラップ時間、最終ラップ時間、平均時間/ラップ |
距離 | 距離、ラップ距離、最終ラップ距離 |
ペース | ペース、平均ペース、ラップペース、最終ラップペース |
歩数 | ケイデンス、平均ケイデンス、ラップケイデンス、最終ラップケイデンス、ストライド、平均ストライド、ラップストライド、最終ラップストライド、歩数 |
速度 | 速度、平均速度、ラップ速度、最終ラップ速度、最高速度、垂直方向速度(縦速度) |
高度 | 標高(高度)、最高標高(最大上昇)、最低標高(最小上昇)、平均標高(平均上昇)、ラップ上昇(ラップ登山)、最終ラップ上昇(最終ラップ登山)、総上昇(合計上昇)、ラップ上昇、最終ラップ上昇、総下降(合計下降)、ラップ下降、最終ラップ下降 |
坂 | 勾配、平均勾配、ラップ勾配、最終ラップ勾配 |
消費 | カロリー |
心拍数 | HR、平均HR、HRゾーン、HR%Max、%HRR、平均HR%Max、平均%HRR、ラップHR、ラップHR%Max、 ラップ % HRR、最終ラップ HR、最終ラップ HR % Max、最終ラップ % HRR 心拍数、平均心拍数、心拍ゾーン、最大心拍数(%)、HRR(%)、平均最大心拍数(%)、平均HRR(%)、ラップ心拍数、最大ラップ心拍数(%)、ラップHRR(%)、最終ラップ心拍数、最終の最大ラップ心拍数(%)、最終ラップHRR(%) |
その他 | 有酸素運動TE、無酸素運動TE、トレーニング負荷、現在時刻、日出の時刻、日没、気圧 |
最後に、エクササイズ機能を比較した一覧表です↓
Cheetah | Cheetah Pro | |
参考価格 | ¥49,900 | ¥59,900 |
エクササイズ | 150種類 | 150種類 |
スポーツ自動認識 | 25種筋トレ+8スポーツ | 25種筋トレ+8スポーツ |
トレーニング分析 | 〇 | 〇 |
ルートインポートとナビゲーション | 〇 | 〇 |
高度ランニングサポート | 〇 | 〇 |
スマートウォッチ機能を比較
まとめ
- スマートウォッチ機能は、CheetahもProも同じ。
- Cheetah Proのみ通話や電話発信が可能。
- 2機種ともAmazon Alexaに対応。
- 2機種とも2.3GBの音楽ストレージあり。
文字盤の種類は、CheetahもCheetah Proも同じく100種類対応しています。↓の図のようにアナログ・デジタルでたくさんの文字盤があります。中には、見たい情報(バッテリー残量・心拍数etc…)が文字盤に入っているものもあります。文字盤で不十分になることはないでしょう。
着信への対応は、CheetahもCheetah Proも着信の通知はできますが、発信・通話することはCheetah Proのみで可能です。「スマートウォッチで着信や通知関係の操作をしたい。」という方にはCheetah Proがおすすめです。
アプリの通知・メッセージの返信は、CheetahもCheetah Proも同じく可能です。アプリの通知はスマートフォンで表示される通知はほぼすべてスマートウォッチが振動して通知されます。通知が来たら手元のスマートウォッチを見れば通知の大まかな内容は確認できます。また、着信やメッセージの通知が来た場合、簡単な返事ならスマートウォッチが提示してくれるので、それをタップして返事をすることも可能です。
Amazon Alexaについて。CheetahもCheetah ProもAmazon Alexaに対応しています。Amazon Alexaに対応するスマートウォッチは少ないのでとても貴重です。自宅がスマートホームになっている方は、スマートウォッチを使って屋外から家電を操作したり、自宅の中でもスマートスピーカーが無いところでも手元のウォッチで家電を操作することができます。
音楽について。CheetahもCheetah Proも同じ機能を持っています。どちらもスマートフォンの音楽の再生停止・音量調整など基本操作が可能です。またスマートウォッチ内に2.3GBの音楽ストレージがあるので、スマートウォッチ内に音楽を保存することも可能です。Bluetoothイヤホンと繋げれば、ランニングやサイクリングでスマートフォンを持たずとも音楽を聴くことができます。
最後に、スマートウォッチ機能を比較した一覧表はこちらです↓
Cheetah | Cheetah Pro | |
参考価格 | ¥49,900 | ¥59,900 |
文字盤 | 100種類 | 100種類 |
着信通知 | 〇 | 〇 |
電話の受発信 | × | 〇 |
アプリの通知 | 〇 | 〇 |
メッセージ通知 | 〇 | 〇 |
メッセージの返信 | 〇 | 〇 |
Amazon Alexa | 〇 | 〇 |
ウォッチ音楽保存 | 2.3GB | 2.3GB |
スマホ音楽再生 | 〇 | 〇 |
健康管理機能を比較
まとめ
- CheetahもProも健康管理機能は同じ。
- 他社に負けない健康機能
- アラート機能で、異常があると通知してくれる。
健康機能の高いのZepp OS 2.0と高度なBioTracker™ PPGセンサーが連携して、高精度な健康とフィットネスのデータを提供します。
健康管理機能はCheetahもCheetah Proも同じ機能を持っています。心拍数、睡眠の質、血中酸素、ストレスといった他社スマートウォッチが備えている機能は揃っています。
さらに「スマートヘルスアラート機能」で心拍数の異常、血中酸素レベルの異常な低下、ストレスレベルの異常な上昇を検知し、リマインドしてくれます。さらにストレスレベルが高い時には、ストレスを軽減する呼吸エクササイズを教えてくれます。アラート機能までついたスマートウォッチは他社と比べても少ないので、健康に不安があるかたにおすすめできます。
睡眠に関して、あなたの生活習慣に合わせたおすすめの睡眠スケジュールの作成、睡眠の質とステージの分析、睡眠時の呼吸の分析、日中の昼寝の記録など機能が充実しています。
女性のための健康機能も充実しています。あなたの生理の時期を科学的に記録し、生理周期を管理してくれます。自分の身体のサイクルをデータで把握することができ、生理が近づくと早めにお知らせしてくれるので安心です。毎月の生理日を記録し、事前に役立つ情報を受け取ることができます。
最後に、健康管理機能を比較した結果はこちら↓
Cheetah | Cheetah Pro | |
参考価格 | ¥49,900 | ¥59,900 |
心拍数モニタリング | 〇 | 〇 |
睡眠モニタリング | 〇 | 〇 |
SpO2(血中酸素測定) | 〇 | 〇 |
ストレスモニタリング | 〇 | 〇 |
女性健康トラッキング | 〇 | 〇 |
健康リマインダー | 〇 | 〇 |
まとめ
Amazfitから初めてのランナーモデル「Amazfit Cheetah」シリーズが登場しました。個別のプロフィールやランニングレベルに合わせてトレーニングを提案するAI「Zepp Coach」を活用すれば、ランニング初心者の方でも効率的なステップアップを実現できます。
さらに業界をリードするGPSテクノロジー「MaxTrack」を搭載し、正確な位置情報を提供。豊富な収集データでパフォーマンスや健康状態を詳細に分析できます。軽量で通気性の優れたデザインは、長時間のランニングでも快適。新製品のAmazfit Cheetahで毎日のランニングを進化させましょう。
Cheetah | Cheetah Pro | |
参考価格 | ¥49,900 | ¥59,900 |
カラー | 1種類 | 1種類 |
画面サイズ | AMOLED 1.39インチ | AMOLED 1.45インチ |
本体サイズ | 46.7×46.7×11.9mm 47g | 47×47×10.9mm 43g |
素材 | 繊維強化ポリマー | チタン合金 繊維強化ポリマー |
物理ボタン | 2 | 2 |
Bluetooth接続 | Bluetooth 5.3 | WLAN 2.4GHz Bluetooth5.0 |
バッテリー | 440 mAh | 440 mAh |
充電方式 | マグネット式 2時間 | マグネット式 2時間 |
連続使用日数 | 標準使用:14日 高精度GPS:26時間 | 標準使用:14日 高精度GPS:26時間 |
防水 | 5ATM | 5ATM |
GPS | 円偏波 デュアルバンド 6衛星測位 | 円偏波 デュアルバンド 6衛星測位 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 気圧センサー 環境光センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 気圧センサー 環境光センサー |
エクササイズ | 150種類 | 150種類 |
スポーツ自動認識 | 25種筋トレ+8スポーツ | 25種筋トレ+8スポーツ |
トレーニング分析 | 〇 | 〇 |
ルートインポートとナビゲーション | 〇 | 〇 |
高度サポート | 〇 | 〇 |
文字盤 | 100種類 | 100種類 |
着信通知 | 〇 | 〇 |
電話の受発信 | × | 〇 |
アプリの通知 | 〇 | 〇 |
メッセージ通知 | 〇 | 〇 |
メッセージの返信 | 〇 | 〇 |
Amazon Alexa | 〇 | 〇 |
ウォッチ音楽保存 | 2.3GB | 2.3GB |
スマホ音楽再生 | 〇 | 〇 |
心拍数モニタリング | 〇 | 〇 |
睡眠モニタリング | 〇 | 〇 |
SpO2(血中酸素測定) | 〇 | 〇 |
ストレスモニタリング | 〇 | 〇 |
女性健康トラッキング | 〇 | 〇 |
健康リマインダー | 〇 | 〇 |