Amazfitから発売されたAmazfit Balanceってどうなの?と気になるますよね。スマートウォッチガチ勢の著者が他のスマートウォッチとの違いを検証します。
本記事はAmazfit公式サイトの情報を元に制作しています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
結論
Amazfit Balanceはその名のとおり、健康・スポーツ・スマート機能すべてでバランス良い上に、全領域に高い性能をもつスマートウォッチ
- 画面が大きく見やすい
- 十分すぎるバッテリー性能
- 健康な生活をサポートしてくれる機能が充実
- LINEの返信や、通話がスマートウォッチから可能
画面が大きく見やすい
カラーラインナップは、サンセットグレー/ミッドナイトの2種類です。本体の縁の色が一番の違いです。サンセットグレーは金属の銀色をしています。ミッドナイトは黒色をしています。
ウォッチフェイスは丸形をしています。そのため、スーツなどのフォーマルな服装にも合います。サンセットグレーはナイロンのバンド、ミッドナイトはシリコンのバンドが標準で付属しています。もっとフォーマルな感じにしたい人はAmazonなどで金属製のバンドを追加購入することも可能です。
ディスプレイサイズは1.5インチ(3.81センチ)です。前モデルのGTR4は1.43インチでしたのでそれよりもさらに大きいディスプレイです。ディスプレイサイズが大きいと画面の視認性が上がります。スマートウォッチでは運動中に消費カロリーを見たり、スマホの通知が表示されたりするので、視認性が高いとこのような状況で情報を一目でわかります。
ディスプレイの明るさは最大1500nitsです。前モデルのGTR4が1000nitsでしたので、1.5倍も画面が明るくなります。晴れた日の屋外で、画面が暗いと視認性が悪くなります。Amazfit Balanceは従来機よりもずっとディスプレイが明るいのでこの辺りの心配はなさそうです。著者が調べたところ、iPhone 13の最大輝度が1200nitsなので、Amazfit Balanceはこれよりも画面が明るくなる、とイメージしやすいかもしれません。
十分すぎるバッテリー性能
バッテリー性能は、スマートウォッチを選ぶ上で重要視している人も多いでしょう。バッテリー性能が低いと充電頻度を高めないといけません。毎日充電するのはストレスですよね。
Amazfit公式サイトによると、Amazfit Balanceのバッテリー持続時間は最大14日間※です。もちろん使用条件によってバッテリー持続時間は大きく異なります。詳しい使用条件とバッテリー持続時間は以下をご覧ください。
シナリオ別のバッテリー持続時間
・AODモードでのバッテリー持続時間:最大 5 日間
・ハードな使用でのバッテリー持続時間:最大 7 日間
・省電力モードでのバッテリー持続時間:最大 25 日間
・時計モードでのバッテリー持続時間:最大 50 日間
・精度GPSモード:最大26時間
・自動GPSモード:最大47時間
・省電力GPSモード:最大52時間(シングルバンド)
※心拍数モニタリング:有効(10分ごとの測定)、睡眠モニタリング:有効、文字盤:静止画、Bluetooth通話:15分/週、音楽再生:30分/週、メッセージ通知:150件/日、着信通知:3回/日、手首を上げて画面点灯:100回/日、血中酸素レベル測定:2回/日、体組成測定:2回/日、画面操作:5分/日、GPSによるランニング:90分間/週
健康な生活をサポートしてくれる機能が充実
Amazfit Balanceは、健康サポート機能もAmazfit史上最高級のモデルです。
運動を開始すると、それを認識して自動で運動データ収集をスタートする「スマート認識機能」は8つのスポーツと25種類の筋力トレーニングに対応しています。以下のスポーツや筋力トレーニングを頻繁に行う方の場合、開始前にいちいちスマートウォッチで計測開始の操作をしなくてよいのでとても便利です。
Amazfit Balanceのスマート認識機能
スポーツ
ランニング(屋外)、トレッドミル、ウォーキング、インドアウォーキング、サイクリング(屋外)、プールスイミング、ローイングマシン、エリプティカル。
エクササイズ
自重スクワット、自重ストレートアームフロントスクワット、バーベルスクワット、トライセッププッシュダウン、ベントオーバーロー、バーベルベンチプレス、シットアップホールド、ニータッチ腹筋、ダンベルフライ、バーピー、バーピージャンプ、オーバーヘッドトライセップエクステンション、ライイングトライセップエクステンション、ライイング・トライセップス・エクステンション、ラテラル・レイズ、ジャンピング・ジャック、ラットプルダウン、デッドリフト、プッシュアップ、ショルダープレス、プルアップ、バイセップ・カール、シーテッドケーブルローズ、ダンベル・ドラッグカール、ストレートアーム・プルダウン、ロシアン・ツイスト。
Amazfitシリーズは従来、心拍数・消費カロリー・血中酸素濃度などの健康関連項目をモニタリングすることができました。Amazfit Balanceでは新たに「体組成」と「皮膚温度」が追加されました。体組成測定とは、体脂肪率や筋肉量などの身体の構成がどうなっているかを測定するものです。Amazfit Balanceでは以下の8種類の体組成項目を測定することができます。皮膚温測定は、その名のとおり皮膚温(体温)を測定できる機能です。
Amazfit Balanceの体組成測定
体脂肪、骨格筋、筋肉、水分、骨量、タンパク質、BMI、基礎代謝
Amazfitシリーズには従来、心拍数をベースに考えられた運動指標である「PAI」という健康指標がありました。Amazfit Balanceでは新たに「レディネス」という健康指標が追加されました。これは、毎朝身体が充電され新しい一日を迎える準備ができているかどうかを教えてくれる指標です。心拍数と心拍変動、ストレス、睡眠と睡眠呼吸の質、体温、日常活動などのデータに基づいて、疲労と回復を測定します。これにより、自分の身体とメンタルのリフレッシュ具合を把握することができます。
Amazfit Balanceの特徴の1つに「フィットネスアプリとの同期」が挙げられます。フィットネスアプリadidas Running、Strava、Komoot、Relive、Google Fit、Apple Healthと同期が可能です。これらのフィットネスアプリで集計した例えばランニングによる消費カロリーと、Amazfit Balanceで集計した睡眠データを組み合わせることで前述のレディネスを計算することができるため、あなたの健康状態をより正しく把握することが可能になります。
Amazfit Balanceは、業界トップレベルの位置測位精度でランナーをサポートします。Amazfit Balanceは、高精度の位置測位を実現するために、業界最先端のデュアルバンド (L1+L5)円偏波GPSアンテナ技術を採用しています。このアンテナは、高層ビルやアウトドア環境の中でも、驚くほど正確な位置測位を実現します。環境とマルチパスの干渉を減らすことで、このアンテナは衛星信号をほぼ100%拾うことができます。これにより、GPS+GLONASS/GPS + BDS/GPS + Galileo という3つの混在モードが利用可能で、適切な位置測定モードを使用することで、位置測定の精度が向上します。
LINEの返信や、通話がスマートウォッチから可能
Amazfit Balanceは、スマートウォッチとしての機能も充実しています。
スマートフォンとBluetooth接続することで、スマートフォンの着信通知、SMS通知、アプリ通知(LINEなど)をAmazfit Balance上で受け取ることができます。
さらにメッセージ通知(SMS・LINE)に対しては、Amazfit Balance上で定型文を返信することもできます。「わかりました。」「了解!」のような簡単なメッセージであれば、いちいちスマートフォンを開くことなく返信できてとても便利です。さらに通話の場合は、Amazfit Balanceを使っての通話が可能です。忙しい時の電話でもスマートフォンを取り出さずに通話が可能です。
従来のAmazfit製品との違いは「DND(Do Not Disturb)の同期」です。DNDとはいわゆるマナーモードです。今までのAmazfitシリーズはスマートフォンとスマートウォッチでそれぞれ個別にマナーモードに設定する必要がありました。Amazfit Balanceでは、スマートフォンをマナーモードに設定することでAmazfit Balanceも自動でDNDになるように同期することが可能です。
その他の便利機能として、スマートフォンを探す・アラーム・ポモドーロタイマー・天気予報・座りすぎマインダーなどは従来機と同様に搭載されています。
全スペック一覧
それでは最後に、Amazfit Balanceの全スペックを一覧表示します。本記事で紹介した特筆すべき点は太字にして表示します。
本ブログでは、Amazfitシリーズを紹介しています。
カラー | サンセットグレー/ミッドナイト |
サイズ | 46x46x10.6mm(心拍ベース除く) |
重量 | ナイロン:約45g、リキッドシリコン:約52g、(バンドの重さを含む)/約35g(バンド除く) |
ボディ素材 | アルミニウム合金製ミドルフレーム、繊維強化ポリマー製ボトムシェル |
ボタン | 2(クラウン含む) |
防水グレード | 5ATM¹⁹ |
ディスプレイ素材 | AMOLED |
ディスプレイサイズ | 1.5インチ |
解像度 | 480×480 |
PPI | 323 |
明るさ | 1500nits |
画面占有率 | 73.40% |
タッチスクリーン | 強化ガラス+アンチグレアガラスベゼル+指紋防止コーティング |
バンド素材 | リキッドシリコン/ナイロン |
バンド長さ | リキッドシリコン:140mm-215mm、ナイロン:150mm-210mm |
バンド幅 | 22mm |
バンド仕様 | リキッドシリコン:クラシックピンバックル/ナイロン:ベルクロ |
バッテリー容量 | 475 mAh(標準値) |
充電方法 | マグネット式充電 |
充電時間 | 約2時間 |
バッテリー性能 | 最大14日間 |
スポーツモード | 150+ |
スマート認識 | 8つのスポーツ 25の筋力トレーニング動作 |
テンプレートの作成 | インターバルトレーニング(時計経由) |
高度なランニングサポート | Zepp Coach™、トラックランモード 、スマートな軌道修正、仮想ペーサー、アチーブメント予測 |
運動データのアナウンス | 有(英語) |
ワークアウトステータス | PeakBeats™ (Vo2Max、完全回復時間、トレーニングの負荷・効果など) |
フィットネスアプリとの同期 | adidas Running、Strava、Komoot、Relive、Google Fit、Apple Health |
健康分析 | レディネススコア |
体組成測定 | 有 |
24時間モニタリング | 心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル |
手動測定 | 心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル/ワンタップ測定(4つの健康指標) |
睡眠の質のモニタリング | 睡眠段階(REMを含む) 昼寝の時間/睡眠スケジュール/睡眠時の呼吸の質/睡眠スコア |
健康評価システム | PAI |
呼吸エクササイズ | 3種類(リフレッシュ、集中、リラックス) |
生理周期トラッキング | 有 |
健康リマインダー | 心拍数の異常/低血中酸素/高ストレスレベル/呼吸エクササイズ/座り過ぎのリマインダー |
健康 | バイオトラッカー™5.0 PPG(血中酸素、8PD+2LED)、生体電気インピーダンスセンサー(BIA) |
運動 | 加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、環境光センサー、温度センサー |
接続 | 無線LAN 2.4GHz、Bluetooth 5.0 |
測位システム | 円偏波GPSアンテナ デュアルバンド&6衛星測位(GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS、NavIC) |
モーター | リニアモーター |
ミニアプリ | 対応※一部日本語非対応 |
スリープモード | 有 |
オフライン音声アシスタント | 有(日本語非対応) |
Alexa(日本語対応) | 有 |
表面温度測定 | 有 |
ウォッチフェイス | 200+ |
アプリ | Zeppアプリ ※タブレット未対応 |
搭載OS | Zepp OS 3.0 |
対応デバイス | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 |
セット内容 | スマートウォッチ (純正バンド含む)、専用充電器、取扱説明書 |
Amazon Alexa | 〇 |
オフライン音声アシスタント | 〇(日本語非対応) |
音楽保存 | 〇(2.2GBまで) |
会員カード | 〇 |
メニューのレイアウト変更 | 〇 |
カスタマイズ可能なクイック・アクセス・メニュー | 〇 |
ショートカットカード | 〇 |
Wi-Fi接続によるアップデート | 〇 |
カレンダー | 〇 |
ToDoリスト | 〇 |
音楽コントロール | 〇 |
Bluetooth接続による通話(発信・着信・応答) | 〇 |
カメラコントロール | 〇※iOSのみ |
着信通知 | 〇 |
SMS通知 | 〇 |
アプリ通知 | 〇 |
通知へのクイック返信 | 通話、SMS、LINEなど ※Androidのみ |
スマートフォンを探す | 〇 |
アラーム | 〇 |
ストップウォッチ | 〇 |
ポモドーロタイマー | 〇 |
天気 | 〇 |
座りすぎのリマインダー | 〇 |
スクリーンロック&パスワード設定 | 〇 |
DND(Do Not Disturb)モード | 〇 |
DND(Do Not Disturb)の同期 | 〇 |