忘れ物防止タグのAirtagとTileどっちが良いのか問題に決着をつけるため、大きさ、バッテリー、通信、防水性 etc… を徹底比較しました。AirtagとTileの違いを一覧にまとめ、詳細を紹介します。
基本スペック
Air tag | Tile | |
価格 | ¥3,800 | ¥2,480~¥6,900 |
大きさ | 直径31.9mm | 直径27mm~86 x 54 |
厚さ | 8mm | 2.4~7.3mm |
重さ | 11g | 6~14g |
商品ラインナップ | 1種類 | 電池交換型、薄型、高機能型、小型etc… |
Air tagは、コイン型モデル1種類のみのラインナップです。一方、Tileは数種類の製品ラインナップがあります。そのため、サイズと重さは多種多様です。
Tileの薄型モデルは名刺サイズで財布やパスポート入れに最適です。小型モデルは自転車やペットの首輪などにつけることが可能です。
専用アプリ
Air tag | Tile | |
アプリ | iphoneの「探す」アプリ | Tileアプリ(App Store, Google playから) |
Air tagはiphoneユーザーを前提に設計されています。そのため、iphoneの「探す」アプリ(標準でインストールされている)を使います。TileはApple StoreかGoogle PlayでTile専用のアプリをダウンロードします。
iphoneユーザーなら、どちらか好きな方を選べますが、AndroidユーザーはTile一択になります。
バッテリー
Air tag | Tile | |
バッテリー | CR2032型コイン電池 | CR1632型コイン電池 or CR2032型コイン電池 or 交換不可 |
バッテリー寿命 | 1年 | 3年 |
バッテリー切れ | iphoneから通知 | Tileアプリで確認 |
Air tagは、コイン電池でバッテリーは1年持ちます。バッテリー切れが近づくとiphoneが通知してくれる機能があるのがうれしいところです。
一方Tileは、電池交換モデル・高機能モデルは、Air tagと同じようにコイン電池になります。その他の薄型モデル、小型モデルはバッテリーが内臓されており、電池交換はできません。それぞれ2020年以降に製造された最新型は3年の電池寿命でAirtagよりも2年長いです。しかし、バッテリー切れは通知されません。
通信性能
Air tag | Tile | |
通信 | 近距離 Bluetooth 遠距離 iphoneユーザーネットワーク | 近距離 Bluetooth 遠距離 Tileユーザーネットワーク |
Bluetooth範囲 | 10m | 60~120m |
近距離のBluetooth範囲はTileの方が広いです。なので、家の中や職場などの限られた空間の中で探したいときはTileの方が強みがあります。
一方で、遠距離ではそれぞれのユーザーのネットワークを使って探します。日本ではiphoneユーザー数の方がTileユーザー数よりも多いので、街中などの広い空間ではAirtagの方が強みがあります。
防水性能
Air tag | Tile | |
防水 | IP67(水深1mで30分) | IP55(水の直接噴射を耐える) IPX7(水深1mで30分) |
防水性のは表の通りになります。
Airtagの方が防水性能は高いですが、個人的には、落とし物タグが水に濡れるシチュエーションがあまりイメージできないので、この比較はどちらを買うかの考慮には入れなくて良いかと思います。
取り付け方法
Air tag | Tile | |
取り付け | 専用アクセサリ必要 | リング穴 |
Airtagはコインの形状をしているのでカバンなどに取り付けるときは、下のような専用アクセサリーが必要になります。
一方でTileは、本体にリング穴がついているものは、その穴を使ってカバンなどに取り付けることができます。
見つけ方
Air tag | Tile | |
見つけ方 | タグから音が鳴る or iphoneの正確な案内 | タグから音が鳴る |
スマホ→タグ呼び出し | 可能 | 可能 |
タグ→スマホ呼び出し | 不可能 | 可能 |
Airtagは、タグが音を鳴らすことで見つける以外にも、iphoneの探す機能を使うと下のようにタグのある方向を示してくれます。Airtagは、スマホからタグを探すことはできますが、タグからスマホを探すことはできません。
一方、Tileはタグが音を鳴らすことでしか探すことはできません。しかし、Tileはスマホからタグを探すだけでなく、タグからスマホを探すことができます。
音声アシスト
Air tag | Tile | |
音声アシスト | Siri | Siri Googleアシスタント Amazon Alexa |
対応する音声アシストは表のようになります。
もし、今すでに使っている音声アシストがあるなら、それを参考にどちらを買うか決めても良いかもしれません。
AirtagとTileの違い一覧
最後にまとめです。本記事で比較した機能の一覧を下の表で示します。
Air tag | Tile | |
価格 | ¥3,800 | ¥2,480~¥6,900 |
大きさ | 直径31.9mm | 直径27mm~86 x 54 |
厚さ | 8mm | 2.4~7.3mm |
重さ | 11g | 6~14g |
アプリ | iphoneの「探す」アプリ | Tileアプリ(App Store, Google playから) |
バッテリー | CR2032型コイン電池 | CR1632型コイン電池 or CR2032型コイン電池 or 交換不可 |
バッテリー寿命 | 1年 | 3年 |
バッテリー切れ | iphoneから通知 | Tileアプリで確認 |
通信 | 近距離 Bluetooth 遠距離 iphoneユーザーネットワーク | 近距離 Bluetooth 遠距離 Tileユーザーネットワーク |
Bluetooth範囲 | 10m | 60~120m |
防水 | IP67(水深1mで30分) | IP55(水の直接噴射を耐える) IPX7(水深1mで30分) |
取り付け | 専用アクセサリ必要 | リング穴 |
見つけ方 | タグから音が鳴る or iphoneの正確な案内 | タグから音が鳴る |
スマホ→タグ呼び出し | 可能 | 可能 |
タグ→スマホ呼び出し | 不可能 | 可能 |
商品ラインナップ | 1種類 | 電池交換型、薄型、高機能型、小型etc… |
音声アシスト | Siri | Siri Googleアシスタント Amazon Alexa |