スマートウォッチガチ勢の著者が、Amazfitから発売されている最新スマートウォッチの2モデル、GTR4とGTS4を徹底比較します。Amazfitのスマートウォッチ購入を検討している方の参考になれば幸いです。
さっそくですが、GTR4とGTS4のスペックを比較した一覧表です。違いのある部分を太字で強調します。
GTR 4 | GTS 4 | |
参考価格 | ¥32,000 | ¥32,000 |
おすすめシーン | ビジネス・フォーマル | カジュアル |
ディスプレイ | 1.43インチ HD AMOLEDディスプレイ | 1.75インチ HD AMOLEDディスプレイ |
バッテリー | 475mAh | 300mAh |
バッテリー寿命 | 最大14日 | 最大8日 |
GPS | ◯ | ◯ |
防水性能 | 5ATM | 5ATM |
ウォッチフェイス/ミニゲーム | 200種類 | 150種類 |
音楽ストレージに音楽を保存 | ◯ | ◯ |
電話の受発信 | ◯ | ◯ |
LINE返信 | Androidのみ | Androidのみ |
着信通知 | Androidのみ | Androidのみ |
Bluetooth通話 | ◯ | ◯ |
SMS返信 | Androidのみ | Androidのみ |
Amazon Alexa | ◯ | ◯ |
睡眠管理 | ◯ | ◯ |
女性の健康管理 | ◯ | ◯ |
心拍数管理 | ◯ | ◯ |
ストレス管理 | ◯ | ◯ |
血中酸素管理 | ◯ | ◯ |
スポーツモード | 150種類 | 150種類 |
自動認識スポーツ | 8種類 | 8種類 |
運動/筋トレのスマート分析 | ◯ | ◯ |
トラックランモード | ◯ | ◯ |
ルートインポートとナビゲーション | ◯ | ◯ |
インターバルトレーニング | ◯ | ◯ |
運動中の進捗をリアルタイム音声通知 | 英語・中国語のみ | 英語・中国語のみ |
Amazfitについて
Amazfit (アマズフィット)は、 中国に本社があるZepp Health Corporation が、2015年9月から展開しているプレミアムスマートウェアラブルデバイスの独自ブランドです。
現在、Amazfitブランドの製品は、公式オンラインストア、各ECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング等)、大手家電量販店及び時計専門店等の約900以上の店舗にて購入可能です。
中国メーカーのスマートウォッチと聞くと「品質が不安」「データ引き抜かれそう」など不安になりますが、記事執筆時点で本記事で紹介するGTR4はAmazonで7,000件以上のレビューがあり、平均評価☆4.3とかなり高評価でした。
Amzon以外での日本国内のメディアでレビューされており、軒並み高評価です。
Amazfit GTR4とGTS4の違い3選
さっそく、GTR4とGTS4の違いをまとめます。
Amazfit GTR4とGTS4の違いは?
- ディスプレイサイズと形状
- バッテリー容量
- ウォッチフェイスの種類
それでは、それぞれの違いについて解説していきます。
ディスプレイサイズと形状
まず一番初めに目につく大きな違いは、ディスプレイの大きさと形状です。
GTR4は、1.43インチ(36.3mm)の円形の形状をしており、解像度の高いHD AMOLEDディスプレイを搭載しています。円形の形状なので、ウォッチフェイスにはアナログが似合い、ビジネスやフォーマルなシーンに向いています。「営業職だけど、スマートウォッチつけたい」というサラリーマンにおすすめです
GTS4は1.75インチ(44.5mm)の四角の形状をしており、同じく解像度の高いHD AMOLEDディスプレイを搭載しています。いわゆるザ・スマートウォッチという形状をしているので、カジュアルなシーンに向いています。仕事柄時計の形状に制限が無い方には、こちらのほうがディスプレイサイズが大きいので見やすく使いやすいです。
ちなみに、ライバルであるAppleの最新作であるApple Watchのディスプレイサイズは40~49mm、Googleが販売するPixel Watchは41㎜なので、GTR4はそれらに比べるとディスプレイサイズは小さめになります。
しかし、ディスプレイの大きさとバッテリーの寿命は反比例の関係にあります。後述しますが、Amazfitのスマートウォッチはバッテリー寿命が長いことが大きな特徴です。ディスプレイの大きさを優先するか、バッテリーの持ちを優先するかは人それぞれです。
関連記事
バッテリー容量
GTR4のバッテリー容量は475mAhで、バッテリー寿命は”標準的な使用”で最大14日です。モードによって寿命は変動します。
この”標準的な使用”で最大14日というのはかなり驚異的な数値です。最近のスマートウォッチはバッテリー寿命5日~7日(1週間程度)を掲げる製品が増えてきましたが、よくよくWebサイトを見ると小さい文字で”省電力モードで”と書いてあるなど、実質のバッテリー寿命は2~3日というものがほとんどです。
そんな中で、この寿命はかなり優秀です。「充電は面倒だから最低限にしたい」という方にはGTR4はオススメです。
Amazfit GTR4のバッテリー寿命
- 標準的な使用でのバッテリー駆動時間:最大 14 日間
- 省電力モードのバッテリー駆動時間:最大 24 日間
- ハードな使用でのバッテリー駆動時間:最大 7 日間
- 時計モードのバッテリー駆動時間:最大 50 日間
- 高精度 GPS モード:最大 25 時間
- バランス GPS モード:最大 44時間
- 省電力 GPS モード:最大 52 時間
GTS4のバッテリー容量は300mAhで、バッテリー寿命は”標準的な使用で”最大8日です。モードによって寿命は変動します。
GTR4と比べると物足りない感を感じてしまいますが、ライバルであるAppleの最新作であるApple Watchは最大36時間、Googleが販売するPixel Watchは24時間なので、これと比較するとGTS4のバッテリー寿命はかなり長いです。
Amazfit GTS4のバッテリー寿命
- 標準的な使用でのバッテリー駆動時間:最大 8 日間
- 省電力モードのバッテリー駆動時間:最大 16 日間
- ハードな使用でのバッテリー駆動時間:最大 4 日間
- クロックモードのバッテリー駆動時間:最大 30 日間
- 高精度 GPS モード:最大 16 時間
- バランス GPS モード:最大 28 時間
- 省電力 GPS モード:最大 33 時間
ウォッチフェイスの種類
Amazfitは、スマートウォッチの顔とも言えるウォッチフェイスの種類が豊富です。
GTR4は200種類以上、GTS4は150種類以上あります。フェイスの種類はデジタル・アナログだけでなくアニメーションが動くもの、表示データを編集できるもの、ゲーム対応しているもの、写真アップロードができるものなど、あなたの好みやシーンに応じて使い分けが可能です。
GTR4とGTS4の共通機能
本章では、GTR4とGTS4に共通する機能を紹介します。
スマートウォッチ機能
スマートフォンをBluetooth接続すれば、Amazfitを介して電話の受信と応答を行うことができます。
電話以外のメッセージの返信も可能です。LINEの返信やSMSの返信も可能です。ただしこれはAndroidのみ対応可能となっています。
Amazfitは、Amazon Alexaを搭載しています。Alexaで簡単にアラームを設定したり、質問したり、翻訳したりできます。
フィットネストラッカー機能
脈拍・睡眠時間・ストレスを管理してくれる機能をフィットネストラッカー機能と呼びます。
Amazfitは、BioTracker TM4.0 PPG 生体認証センサーにより、高精度な24時間モニタリングが可能です(心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベル)。さらに呼吸数も加えた4つの健康データ(心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベル、呼吸数)を、1タップで同時に測定することも可能です。
睡眠状態または睡眠スケジュールに基づき、睡眠の質をモニタリングしてくれます。睡眠の質を評価する指標は「浅い睡眠の時間」「深い睡眠の時間」「レム睡眠の時間」「呼吸の質」の4つの項目から詳細に評価してくれるので、あなたの睡眠良し悪しを客観的に評価することができます。
Amazfitは、女性の健康管理機能も充実しています。月経サイクルの記録、生理日や妊娠可能期間の予測とリマインダーが提供され、計画的な行動をサポートします。
その他にも「心拍数管理」「ストレス管理」「血中酸素管理」と、他社の高級スマートウォッチが持っているフィットネストラッカー機能を同じように有しています。
スポーツサポート機能
Amazfitは、スポーツをサポートする機能が充実しています。
モニタリングできるスポーツは何と150種類もあります。さらに、スマートウォッチを操作せずとも自動で認識してくれるスポーツは以下の8種類あります。
さらにAmazfitは、運動や筋トレの分析まで行ってくれます。例えば筋トレの場合、トレーニングを自動的に認識し、その回数を数えてくれます。セット間の休憩もトラッキングしてくれます。トレーニング後は、トレーニング効率を可視化できるように運動した筋肉群と運動時間を表示してくれます。
Amazfitは、ランナー向け機能も充実しています。
ラップごとに時間、距離、平均ペースなどの専門的なパフォーマンスデータを取得できる「トラックランモード機能」。スマホアプリからランニングルートをインポートし、リアルタイムでナビゲートしてくれる「ルートインポートとナビゲーション機能」と豊富です。これは、他社のスマートウォッチでも特にランナー向けのモデルにしか搭載されていない機能なので、それが標準装備されているAmazfitは貴重です。
さらに、運動中にサポートしてくれる機能もあります。ウォッチのスピーカーまたはBluetooth接続のイヤホンを通じて、心拍数や水分補給のリマインダー、走行距離などの通知をリアルタイムの音声で受け取れます。しかし音声は英語と中国語のみ対応しています。
まとめ
スマートウォッチガチ勢の著者が、Amazfitから発売されている最新スマートウォッチの2モデル、GTR4とGTS4を徹底比較しました。Amazfitのスマートウォッチ購入を検討している方の参考になれば幸いです。
GTR 4 | GTS 4 | |
参考価格 | ¥32,000 | ¥32,000 |
おすすめシーン | ビジネス・フォーマル | カジュアル |
ディスプレイ | 1.43インチ HD AMOLEDディスプレイ | 1.75インチ HD AMOLEDディスプレイ |
バッテリー | 475mAh | 300mAh |
バッテリー寿命 | 最大14日 | 最大8日 |
GPS | ◯ | ◯ |
防水性能 | 5ATM | 5ATM |
ウォッチフェイス/ミニゲーム | 200種類 | 150種類 |
音楽ストレージに音楽を保存 | ◯ | ◯ |
電話の受発信 | ◯ | ◯ |
LINE返信 | Androidのみ | Androidのみ |
着信通知 | Androidのみ | Androidのみ |
Bluetooth通話 | ◯ | ◯ |
SMS返信 | Androidのみ | Androidのみ |
Amazon Alexa | ◯ | ◯ |
睡眠管理 | ◯ | ◯ |
女性の健康管理 | ◯ | ◯ |
心拍数管理 | ◯ | ◯ |
ストレス管理 | ◯ | ◯ |
血中酸素管理 | ◯ | ◯ |
スポーツモード | 150種類 | 150種類 |
自動認識スポーツ | 8種類 | 8種類 |
運動/筋トレのスマート分析 | ◯ | ◯ |
トラックランモード | ◯ | ◯ |
ルートインポートとナビゲーション | ◯ | ◯ |
インターバルトレーニング | ◯ | ◯ |
運動中の進捗をリアルタイム音声通知 | 英語・中国語のみ | 英語・中国語のみ |