Xiaomiから発売されたSmart Band 8はどうなの?という疑問を解決すべく、型落ちモデルとなるBand 7とBand 6とハード性能、エクササイズ、通知機能、健康機能の4つのカテゴリで比較してみました。
本記事はXiaomi公式サイトを参考に作成しています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
本ブログでは、Xiaomiのスマートウォッチを解説しています。
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ハード面を比較
スマートウォッチの基本性能とも言える、ハード面を比較してみましょう。Smart Band 8の大きな特徴は以下の3点になります。また、旧モデルとの詳しい性能を比較して表にまとめます↓。
Xiaomi Smart Band 8 の特徴
- バッテリーは16日間続く過去最長。
- 屋外でも画面を認識できる画面輝度。
- ウォッチフェイスは、旧モデルの2倍の200種類。
カテゴリ | 項目 | Band 8 | Band 7 | Band 6 |
ハード性能 | 本体サイズ | 48 mm × 22.5 mm × 10.99 mm | 46.5 mm × 20.7 mm × 12.25 mm | 47.4 × 18.6 × 12.7 mm |
重量 | 27 g | 13.5 g | 12.8 g | |
画面サイズ | 1.62インチ | 1.62インチ | 1.56インチ | |
画面解像度 | 192 × 490 ピクセル | 192 × 490 ピクセル | 152 × 486 ピクセル | |
最大画面明るさ | 600 nit | 500nit | 450nit | |
ウォッチフェイス | 200種類以上 | 100種類以上 | 60種類以上 | |
センサー | 高精度 6 軸センサー PPG 心拍数センサー 環境光センサー | 高精度 6 軸センサー PPG 心拍数センサー 環境光センサー | 高精度 6 軸センサー PPG 心拍数センサー | |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 BLE | Bluetooth 5.2 BLE | Bluetooth 5.0 | |
バッテリー | タイプ: マグネット式充電 充電時間:約 1 時間 通常使用モード:16日間 | タイプ: マグネット式充電 充電時間:2 時間以下 通常使用モード:14日間 | タイプ: マグネット式充電 充電時間:2 時間以下 通常使用モード:14日間 | |
防水 | 5ATM | 5ATM | 5ATM |
それでは、詳しい性能について比較していきましょう。
サイズ・重量
Smart Band 8の本体サイズは48 mm × 22.5 mm × 10.99 mmとなり、過去のモデルと比べると縦横に少し長く、厚さは少し薄くなっています。Smart Bandシリーズは、元々かなり小型のスマートウォッチですし今回の変更も数ミリの範囲なのでほぼ誤差と言ってよいでしょう。
一方で重量は27gと旧モデルよりも重くなっています。これは公式サイトで明記されていなかったのですが、おそらくSmart Band 8のみストラップ込みの重さになっているのだと思います。もし本体だけで27gだとしても、元々小型の製品なので重さが気になるということはほとんどないと思います。ちなみに、Apple Watchが30~40g程度です。Smart Bandシリーズが軽いスマートウォッチだと言うことはこのことからも明らかです。
ディスプレイ
ディスプレイの見やすさを見てみましょう。Smart Band 8は解像度192 × 490 ピクセルで600 nitの明るさとなります。旧モデルが最大500nitなので、ディスプレイが明るく屋外でも画面が見やすくなっています。さらに、Smart Band 8は環境光センサーを搭載しているため、周りの明るさに合わせて明るさが自動調整されます。寝る前の寝室ではディスプレイを暗くしてくれるのでまぶしくなく、屋外では明るくしてくれるので見やすくなります。また、Smart Band 8のリフレッシュレート(1秒間で画面が書き換えられる回数)が60Hzなので、ディスプレイの動きがなめらかでサクサクな操作感が得られます。
ウォッチフェイス(文字盤)の種類は、Smart Band 8では旧モデルの2倍の200種類以上が準備されています。オーソドックスなデジタル・アナログ時計のようなものから、キャラクターやゲームのようなものまで種類が多く、誰にとっても、どんな場面でも使えます。
センサー
Smart Band 8は、高精度 6 軸センサー、PPG 心拍数センサー、環境光センサーを搭載しています。センサーの種類は旧モデルのBand 7と同じです。スマートフォンへの接続はBluetooth 5.1 BLEで行います。他のメーカーの高級モデルなら、この他にGPSや様々なセンサーが搭載されているものもありますが、Smart Bandシリーズは低価格帯のモデルなので、これらセンサーで必要十分だと思います。
バッテリー
Smart Band 8の充電はマグネット式で、充電時間は約 1 時間、バッテリーライフは通常使用モードで最大16日間となります。旧モデルに比べて充電時間が短く、バッテリーライフは長くなり、大きな改善が確認できます。スマートウォッチガチ勢の著者からすると、充電時間は短ければ短いほど良いですし、バッテリーライフは長ければ長いほど良いと思いますので、これは嬉しい変更です。
防水
防水性能は、旧モデルから変わらず5ATMです。この数値は他メーカーのスマートウォッチと同程度になります。5ATMとは一般に、水深50メートルで10分間の防水性能を保つことを表しています。日常生活レベルなら気にしなくても使える製品が大半ですが、水泳やダイビングなどの水中での使用を考える場合は、防水性能について確認することをお勧めします。
サウナに使える?
AmazonでSmart Band 8の口コミを見ると、サウナで使えるのか?というコメントが多く見られます。口コミによると、多くの人はサウナでは使えない。と言っています。また、公式サイトでもサウナのような高温多湿の環境で使えるとは書いていないので、サウナで使いたい場合は自己責任となります。
さらにAmazonの口コミを調べると、旧モデルのSmart Band 7ならサウナで使えるというコメントもあります。しかしこちらも公式サイトでは言及されていないので、やはり自己責任でお願いします。
↓サウナで使える?らしい?Smart Band 7↓
(購入・使用は自己責任で)
エクササイズ機能を比較
スマートウォッチを購入してエクササイズを始める人も多いです。本章ではそんなエクササイズをサポートしてくれる機能を比較してみましょう。Smart Band 8の大きな特徴は以下の3点になります。また、旧モデルとの詳しい性能を比較して表にまとめます↓。
Xiaomi Smart Band 8 の特徴
- 対応エクササイズは過去最多の150種類以上。
- 新機能ランニングビーンモード。
- 運動後、詳細な分析を見れる。
カテゴリ | 項目 | Band 8 | Band 7 | Band 6 |
エクササイズ | エクササイズ | 150種類以上 | 110種類以上 | 30種類以上 |
ランニングビーンモード | 〇 | × | × | |
トレーニング分析 | ◯ | ◯ | × |
対応するエクササイズの種類
Smart Band 8は、旧モデルより多い150種類以上のエクササイズに対応しています。150種類のエクササイズの内訳は、公式サイトでは確認することができませんでしたが、スマートウォッチガチ勢の著者の経験から予測すると、オーソドックスなランニング・サイクリング・室内でのエクササイズはもちろん、水泳・ウェイトトレーニング・サッカーやバスケットボールのようなスポーツにも対応していると思われます。マイナーなスポーツをしている方でもそのスポーツに合わせたデータを取ることができます。
新機能
Smart Band 8には、ランニングビーンモードという新機能が搭載されています。この機能を利用するには、別売の「ランニングクリップ」を使用する必要があります。ランニングクリップを靴ひもに取り付けることで、専門的な13の統計情報を取得できます。ランニング中にストライド頻度、ストライド長、衝撃力、衝撃スタイルを確認できるため、ランニングフォームをリアルタイムで簡単に調整できます。ランニング終了時に、アプリ内のすべての専門データ、専用の指標、データの解釈を表示して、さらなる改善に役立てることができます。
靴にスマートウォッチをつけるというのは、かなり面白い斬新な機能です。著者は、他メーカーのスマートウォッチでは聞いたことがありません。足の動きを直接計測できるので、ランニングのパフォーマンスを上げたい人にはピッタリの機能でしょう。
トレーニング分析
Smart Band 8には、運動したデータをもとに分析してユーザーをサポートしてくれる機能があります。トレーニング分析は、ひとつ前のモデルであるSmart Band 7から搭載されています。
運動が終わった後にの結果を知りたい場合は「トレーニング効果」で有酸素運動や無酸素運動の評価を確認することができます。消費カロリー、 心拍数の変化、ワークアウト時間といった情報を確認することで運動の効果を確認し、次の運動に活かすことができます。
さらに、運動のし過ぎや少なすぎを防ぐこともできます。「トレーニングの負荷分析」では、過去 7 日間の運動後の過剰酸素消費量に基づいて計算されます。過去7日間のトレーニングの負荷が正常か、高すぎるか、低すぎるかが分かります。負荷が高すぎる場合は休憩することをおすすめされます。一方で、負荷が低すぎる場合は運動の強度を上げることをおすすめされます。自分の運動習慣が良いのか?というのは自分だけでは判断できないので、データを元に分析してくれるのは助かりますね。
「リカバリーセッション」という機能では、直近に完了した一回の運動の強度に基づいて、必要な休憩期間を教えてくれます。十分な休憩を取らずに運動をしてしまうと、運動の効果が得られないだけでなく慢性的な疲労の原因にもなりますので、リカバリーセッションに従って休憩しましょう。
通知機能を比較
スマートウォッチの便利で最も重要な機能の一つは通知機能です。スマートフォンとBluetooth接続することで、スマートフォンが受け取った通知を手首のスマートウォッチで受け取ることができます。本章ではそんな通知機能を比較してみましょう。Smart Band 8の大きな特徴は以下の3点になります。また、旧モデルとの詳しい性能を比較して表にまとめます↓。
Xiaomi Smart Band 8 の特徴
- スマホの着信、メッセージ通知を受け取れる。
- 集中したいときは、サイレントモードで。
- スケジュールの同期もできる。
カテゴリ | 項目 | Band 8 | Band 7 | Band 6 |
通知機能 | 着信通知 | ◯ | ◯ | ◯ |
メッセージ通知 | ◯ | ◯ | ◯ |
スマホの通知をウォッチで受け取る
基本の基本ですが、スマートフォンの通知を受け取ることができます。通知できるアプリは、着信・メール通知・LINE・その他アプリ…となり、日常で使用するには困りません。
なお、着信の通知はできますが、通話はできません。通話ができるスマートウォッチは高価格帯のものからになり、本記事で紹介するスマートウォッチでは通話できませんので、ご注意ください。
本ブログで紹介する、通知ができるおすすめスマートウォッチ
集中したいときはサイレントモード
仕事や勉強をしているとき、通知がくると集中力が落ちてしまうことがあります。それが嫌なときはサイレントモード(DNDモード:Do Not Disturb)に設定しましょう。
作業が終わった後は、サイレントモードを解除することをお忘れなく。著者は、よく解除を忘れて「通知来なくておかしいなぁ」と困ったことがあります。
スケジュールの同期
最後に、通知機能に近く便利な機能があります。それはスケジュールの同期です。スマートフォンで設定したスケジュールを同期することができます。スケジュールで設定した時刻が近づくとスマートウォッチにそれが通知されて、予定を手元で確認することができます。
忙しいときに、いちいちスマートフォンを開いて確認するのは、けっこう面倒くさいので著者はこの機能があってかなり助かっています。
健康管理機能を比較
Xiaomi Smart Bandは24時間で心拍数、血中酸素レベル測定、ストレスをモニタリングし、各々異常を検知した場合、警告することも可能です。また、科学的な睡眠モニタリングと女性の健康管理機能で総合的な健康管理を実現します。
Xiaomi Smart Band 8 の特徴
- 心拍数、睡眠、血中酸素、ストレスで、多角的に健康管理。
- 異常があれば、アラートで知らせてくれる。
- 女性の健康管理、月経周期の予測。
カテゴリ | 項目 | Band 8 | Band 7 | Band 6 |
健康機能 | 心拍数モニタリング | ◯ | ◯ | ◯ |
睡眠モニタリング | ◯ | ◯ | ◯ | |
血中酸素レベル測定 | ◯ | ◯ | ◯ | |
ストレスモニタリング | ◯ | ◯ | ◯ | |
生理周期予測 | ◯ | ◯ | ◯ |
心拍数モニタリング
Xiaomi Smart Band の心拍数モニタリング機能は、心拍数を常時測定して24時間トラッキングします。アクティビティが検出されると、モニタリングの頻度が自動的に1分間に1回に上がります。また、心拍数が異常に高くなると振動して教えてくれる心拍数アラートという機能も搭載されています。
睡眠モニタリング
Xiaomi Smart Band は、睡眠中の心拍数や血中酸素濃度の変化に基づいて睡眠時間、深い睡眠、浅い睡眠、REM睡眠を正確に記録し、定期的な睡眠習慣の形成をサポートします。
血中酸素レベル測定
血中酸素レベルは、登山や激しいスポーツをするときに体内の酸素濃度の目安を知ることができます。医療器ほどの精度は期待できませんが、体調管理や感染症対策に役立ちます。Xiaomi Smart Bandは、1日中血中酸素レベルのモニタリングが可能です。血中酸素レベル測定は、人の健康における重要な指標であり、血液中の酸素レベルを反映しています。
スマートウォッチで血中酸素濃度を測る原理は、パルスオキシメーターのセンサーが光を照射して皮膚を通過させ、反対側から出てくる波長を測定することによります。赤血球は酸素が不足すると色が暗くなることから、センサーがその色を測定することによって、酸素飽和度をパーセンテージで表示することができます。
ストレスモニタリング
Xiaomi Smart Bandは、前述のセンサーを応用してストレスレベルをモニタリングすることができます。ストレスレベルが一定以上高くなると、スマートウォッチから通知が来て教えてくれます。通知が来たら深呼吸をしたり、休憩したりすることをおすすめします。
生理周期予測
Xiaomi Smart Band の生理周期予測機能は、月経周期と排卵期を記録し、事前にリマインダーを出力します。また、長期にわたって連続して記録することで、生理学的期間の予測精度を向上させることができます。
まとめ
Xiaomiから発売されたSmart Band 8はどうなの?という疑問を解決すべく、型落ちモデルとなるBand 7とBand 6とハード性能、エクササイズ、通知機能、健康機能の4つのカテゴリで比較してみました。
本記事はXiaomi公式サイトを参考に作成しています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
カテゴリ | 項目 | Band 8 | Band 7 | Band 6 |
ハード性能 | 本体サイズ | 48 mm × 22.5 mm × 10.99 mm | 46.5 mm × 20.7 mm × 12.25 mm | 47.4 × 18.6 × 12.7 mm |
重量 | 27 g | 13.5 g | 12.8 g | |
画面サイズ | 1.62インチ | 1.62インチ | 1.56インチ | |
画面解像度 | 192 × 490 ピクセル | 192 × 490 ピクセル | 152 × 486 ピクセル | |
最大画面明るさ | 600 nit | 500nit | 450nit | |
ウォッチフェイス | 200種類以上 | 100種類以上 | 60種類以上 | |
センサー | 高精度 6 軸センサー PPG 心拍数センサー 環境光センサー | 高精度 6 軸センサー PPG 心拍数センサー 環境光センサー | 高精度 6 軸センサー PPG 心拍数センサー | |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 BLE | Bluetooth 5.2 BLE | Bluetooth 5.0 | |
バッテリー | タイプ: マグネット式充電 充電時間:約 1 時間 通常使用モード:16日間 | タイプ: マグネット式充電 充電時間:2 時間以下 通常使用モード:14日間 | タイプ: マグネット式充電 充電時間:2 時間以下 通常使用モード:14日間 | |
防水 | 5ATM | 5ATM | 5ATM | |
エクササイズ | エクササイズ | 150種類以上 | 110種類以上 | 30種類以上 |
ランニングビーンモード | 〇 | × | × | |
トレーニング分析 | ◯ | ◯ | × | |
通知機能 | 着信通知 | ◯ | ◯ | ◯ |
メッセージ通知 | ◯ | ◯ | ◯ | |
健康機能 | 心拍数モニタリング | ◯ | ◯ | ◯ |
睡眠モニタリング | ◯ | ◯ | ◯ | |
血中酸素レベル測定 | ◯ | ◯ | ◯ | |
ストレスモニタリング | ◯ | ◯ | ◯ | |
生理周期予測 | ◯ | ◯ | ◯ |