「嫌われる勇気」要約まとめ6【承認欲求を捨てろ】

「嫌われる勇気」要約まとめ6【承認欲求を捨てろ】 人生を豊かにする本の要約
「嫌われる勇気」要約まとめ6【承認欲求を捨てろ】

本記事を読むことで得られるメリット・教訓
名著を大まかに理解できる
褒められることの副作用を知る
承認欲求で自分の人生を他人に捧げることになる
他人はあなたの期待を満たしてくれない

  • 自分が有能であることを証明したい
  • 自分の存在価値を他人に認めてほしい
  • 俺TUEEEEEしたい

という欲求は、誰しもが少なからず抱えているのではないでしょうか?これらは一般に「承認欲求」と呼ばれています。アドラー心理学では幸せになるために承認欲求を捨てろ」と承認欲求を否定しています。

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褒められると嬉しいの副作用

人から褒められるのって嬉しいですよね?子供の頃、親から褒められたいから家の手伝いをした経験はみなさんあるのではないでしょか?

本書では「褒められることの危険性」を強く警告しています。

そもそも人はなぜ褒められると嬉しいのでしょうか?答えは簡単!!褒められることで「自分の存在価値を確認できるから」です。つまり「自分の存在価値を確認する」目的のために「褒められるような行動をする」手段を使うと言い換えることができるでしょう。

逆に「褒められなければ良い行いをしない」「罰する人がいなければ悪い行動をする」ということも人はしてしまいます。

  • 親が出かけてるから今日は塾をサボろう
  • だれも見てないから、タバコのポイ捨てをしてもいいだろう
  • 上司に評価されないこの仕事はやらなくてもいいだろう

などなど、経験ありませんか?みなさん自分の心に問いかけてみてください。

「嫌われる勇気」要約まとめ6【承認欲求を捨てろ】

他人の人生を生きるな

本書では、承認欲求に負けてしまうこと(承認欲求の奴隷になってしまうこと)で「あなたの人生が他人のために捧げる人生になってしまう」と警鐘を鳴らしています。

承認欲求を求める人は、自然と「褒めてくれる他人の望む通りの行動をする人」「他人の好みに従って生きる人」になってしまいます。そんなあなたの人生は「他人の期待を満たすための人生」「他人の人生を生きている」と言い換えることができますよね。

一生に一度の、あなただけの人生なのに、他人のために捧げるなんてもったいなくないですか?

そう考えると、案外「承認欲求って幸せの邪魔をしているだけなのでは?」と思えてくるのではないでしょうか。

「嫌われる勇気」要約まとめ6【承認欲求を捨てろ】

他人はあなたの期待を満たしてくれない

「他人の期待を満たすための人生」なんて、まっぴらゴメンですよね?あなたの人生はあなたのために使われるべきです。

同じことが他人にも当てはまります。あなたがあなたの人生を自分のために使いたいように、他人(家族や友人、会社の仲間)も彼らの人生は彼ら自身のために使いたいと考えています。「そんなこと当たり前だ」と思われるかもしれませんが、意外とこのことを忘れてしまっている人は多いです。

あなたが他人に「こうしてほしいなぁ」と思っても他人はそうしてくれるとは限らないのです。むしろほとんどの場合で他人はあなたの望みを叶えてくれないと考えておいたほうが良いでしょう。過度に他人に期待すると、他人があなたの思い通りにならなかった場合、あなたはがっかりして不幸せな気持ちになってしまいます。

むしろ逆に「他人は自分の望みなんて1つも叶えてくれない」と考えておいたほうが、たまにあなたの望みどおりになった時に、「めっちゃラッキー」「この人は私の望みを叶えてくれた素晴らしい人だ」と幸運と感謝の気持ちで心がいっぱいになって、幸せに感じることができるのです。

ええぞうの失敗談

私は「他人はあなたの期待を満たしてくれない」で失敗した経験があります。

本書に出会うまでの私は、正義感に溢れた人物でした。正義感に溢れ”すぎた”とも言っても過言ではありません。そのせいで自分の正義を他人にも押し付けていました。

私の職場の手洗い場のお話です。ここでいう手洗い場とはトイレのことではなく、本当に手を洗うだけの水道蛇口と洗面台のことです。ピンとこないかもしれませんが、生産現場では仕事で手が汚れることが良くあるので、割と当たり前の光景です。

「嫌われる勇気」要約まとめ6【承認欲求を捨てろ】
手洗い場のイメージ

油や埃で汚れた手を洗うので、自然と手洗い場は汚れやすい環境でした。

生産現場というのは、ときおりお客様が視察で訪れます。その時にお客様も汚れた手を手洗い場で洗うので、私は「お客様も使う手洗い場だからいつもきれいにしておかなくては」と気を付けていました。自分が使うときに汚れていれば、手洗いのついでに掃除していました。

しかし私の自主掃除や定期的な清掃のペースよりも、汚れるスピードが早いので、ある日、お客様が使うタイミングで運悪く汚れた洗面台になってしまうことがありました。そのとき私は「あちゃーやっちゃった!」という気持ちと「なんで他の従業員は気にしないんだ!」「お客様に汚れた手洗い場を見せて恥ずかしくないのか!」と他の従業員にがっかりする気持ちになりました。

この「がっかり」の正体が「他人への過度な期待」によるものでした。「他人への過度な期待」が満たされなかった私は、他の仕事中もそのことが頭から離れず、何かにつけては他の従業員を「あいつらは手洗い場もきれいに使えないくだらない人達」と勝手に見下していました。こんな状態では同じ職場で働く仲間たちと信頼関係は結べず、幸せとは程遠い職場になってしまいます。

この話のオチは、その後私がお客様に手洗い場の不満を話したら、お客様は「どこの製造現場もこんなもんですよ?」「むしろ御社はかなりきれいな方だと感心してました」と私の不満とは真逆の答えでした。

結局、私個人のこだわり(好み)の問題でした。他人に過度に期待することで、仲間を信用できなくなり、一人で勝手にイライラして、結局は自分ひとりの思い違いだった平凡なサラリーマンのお話でした。

まとめ

  • 褒められることには副作用がある
  • 承認欲求で自分を他人に捧げることになる。承認欲求は捨てましょう。
  • 他人はあなたの期待を満たしてくれない。他人に期待すると不幸になる。

では、どうしたら承認欲求を捨てることができるのでしょうか?それは、前回の記事でも少しだけ触れた「課題の分離」です。もし気になった方がいらっしゃれば前回の記事をご覧ください。

「課題の分離」については次の記事でさらに詳しく説明します。

もったいぶってスイマセン(^_^;)

最後に

本記事は本書のごく一部を、私の経験も含めて解説しています。詳しく知りたい方はぜひこちら↓をクリックしてみてください。

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もう少し、私の「嫌われる勇気」解説にお付き合いいただける方はコチラ↓

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