本記事はこんな方におすすめ
・一流のビジネスマンになりたい方
・15年後も仕事で役立つ考え方を知りたい方
本記事で得られる教訓・メリット
・社長、政治家、教授…の成功の秘訣が知れる
・社会人1年目のレベルから学び直せる
・私の経験(失敗談・成功談)が読める
書籍「コンサル1年目が学ぶこと」を、社会人10年目の私(ええぞう)が要約しようという試みです。
駆け引きするのは10年早い
ビジネスにおいて、倍返しするドラマのように駆け引きすることはあまり有効ではありません。現代社会のビジネスでは「どちらかが得をして、どちらかが損をする」いわゆるゼロサムゲームのようなシーンはほぼありえません。
相手が、上司であろうと、後輩であろうと、お客様であろうと、下請けであろうと、お互いが協力して1足す1が3にも10にもなるように協力することが求められます。
駆け引きすると、相手に不誠実な印象を与えてしまいます。もし今回のビジネスが成功しても、きっと不誠実なあなたに、相手は次も仕事をお願いしないでしょう。それよりも素直に、正直ベースで、包み隠さず話したほうが好印象を与えて次の仕事に繋がります。
ビジネスで駆け引きという概念は捨てましょう。
質問にはYes or Noで答える
「質問に、質問で答えてんじゃねぇ」
ってやつです。これ、やっちゃってる人かなり多いと思います。相手からの質問に対して、
- まず言い訳をする。
- 経緯を1から10まで話す。
- 長々と前振りを話してたら、相手の質問を忘れた。
こんなことありませんか?自分の胸に手を置いて思い出してみましょう。「相手の質問にはちゃんと答えましょう」って小学校で教えられるような人としての超基本的なことなのに、なぜ多くの人が相手の質問に答えられないのでしょうか?私はこの原因に大きく以下の2つが関わっていると思います。
あなたが質問の答えられない理由「都合の悪い答えは勇気がいる」
上司「お願いしてた資料できた?」と聞かれて、即答で「できてません!」って言いづらいですよね。その後きっと上司から「なんで出来てないんだ!」と言われるかもしれないからです。ついつい「カクカクシカジカ理由があって〜」と自分を守るための壁を張りたくなってしまいます。
しかし、その壁は無意味です。今すぐやめましょう。上司はあなたの言い訳に興味はありません。上司が興味があるのは、あなたの成果物です。言い訳の多いビジネスマンは印象悪いですよね。
あなたが質問の答えられない理由「承認欲求に負けてしまう」
上司「お願いしてた資料出来た?」と聞かれて、我ながら自信作の資料が出来てた場合、ついつい「これが我ながら自信作で、実はカクカクシカジカこんな経緯があって〜」と、ついあなたの頑張りを認めてもらいたくて長々と話してしまうことありませんか?
こちらも同じく、上司はあなたの自慢話に興味はありません。上司が興味があるのは、あなたの成果物です。自分の話ばかりするビジネスマンは印象悪いですよね。
こちらの記事↓でも触れていますが、みなさん承認欲求は捨てましょう。承認欲求に振り回されるとあなたの人生が他人に捧げるものになってしまいます。私は「承認欲求は毒」だと思っているので、他人に自分の努力を認めてもらおうと頑張ることはおすすめしません。自分の頑張りは、あなた自身が認めてあげればそれで十分じゃないですか?
出来ないときは、出来る提案をする
上司やお客様などの、自分より立場の上の人に無茶振りされて、断りきれずについついOKしてしまうことありませんか?身の丈に合わない仕事を引き受けることは、あなたが苦労するだけでなく、相手との信頼関係も揺るがしかねないのでおすすめしません。もしも相手が満足する成果物をあなたが作れなかった場合、相手はあなたにがっかりしてしまいます。苦労して作ったのにがっかりされたら、これ最悪です。
とは言え「それは無理です!」とハッキリ断るのもこれ最悪です。ビジネスとしては3流以下だと私は思います。ではどうすれば良いのか?正解は「別の提案をする」です。相手の依頼をそのまま受け入れるのではなく、
- 成果物のグレードを下げも、十分満足できるを説明する。
- 成果物を完成させるために、相手の協力をお願いする。
- 別の成果物で満足してもらう。
など提案できてやっと2流のビジネスマンです。この提案を実行して相手を満足させられて初めて1流のビジネスマンだと私は考えます。
たとえば
お客様「コレコレこういった仕様で、1週間以内に提案書を出してほしいんですが・・・」
あなた(仕様が曖昧だし、正直1週間じゃ間に合わないなぁ・・・)
あなた「実は最近近い仕様の仕事があって、その時の提案書をお送りしますので、こちら一度目を通して頂いて、もう一度仕様のイメージ感をすり合わせしたいのですがいかがでしょうか?3日後に再度打ち合わせでいかがでしょう?」
間違いは指摘する。
新人や仕事に慣れていないうちは、相手の間違いを指摘するのはかなり勇気がいると思います。しかし、間違いを放置して仕事を進めるほうが猛毒です。その後、うまく仕事が進んでいるように見えても、そもそもの前提条件が違ったりして、結局あなたの相手もお互いやり直しをする羽目になってしまいます。
とは言え、やはり相手の間違いを指摘したり、分からないことを聞き直すのは気後れします。そこで私は↓のように聞くことをおすすめします。
「私の立場からすると、つい〇〇と考えてしまうのですが、いかがでしょうか?」
〇〇のところにあなたの考える正しいことを入れてみましょう。「私の立場からすると」で相手の立場を尊重しつつ、別の視点もあるよということを知らせることができます。また「〇〇と考えてしまう」という言い方にすることで「私の理解が間違っているかもしれないので確認したい」というニュアンスを含めることが出来るので便利なフレーズです。このフレーズは直接話すシーンはもちろん、角の立ちやすいメールでも相手を不快にさせにくいのでおすすめです。
ええぞうの体験談
私がまだ若手の頃、「いつも怒られる先輩」がいました。その先輩は本記事で言うところの「Yes or Noで答えられない人」でした。当時私が働いていた職場では週に1回、課長とそのチームのメンバーの仕事の進捗を確認する会議がありました。この先輩は、担当の仕事が予定より遅れていることが多く、課長には常に目を付けられており、この会議では、いわゆる「さらし者になりやすい人」でした。
この会議中、課長に「おまえ進捗どうなってるんだ?」と聞かれると、その先輩はいつもハッキリと答えず、言い訳を並べて、煮え切らない態度でした。なのでいつも課長から「じゃあいつまでにどうするんだ?今ここで宣言しろ」と、大いに詰め寄られていました。
それを見ていた若き日の私(ええぞう)は「うわぁ、こうはならないようにしよう」と反面教師にさせてもらっていました。
みなさんの周りにも、こういう人いませんか?本記事の内容と合わせて考えると、Yes or Noで答えることの重要性がよく理解できると思います。
最後に
本記事は本書のごく一部を、私の経験も含めて解説しています。詳しく知りたい方はぜひこちら↓をクリックしてみてください。
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