本記事はこんな方におすすめ
・一流のビジネスマンになりたい方
・15年後も仕事で役立つ考え方を知りたい方
本記事で得られる教訓・メリット
・社長、政治家、教授…の成功の秘訣が知れる
・社会人1年目のレベルから学び直せる
・ビジネスで一番大事なことが分かる
「ビジネスをする上で一番大事なことはなにか?」と質問されたら、皆さん何と答えますか?
- お客様を満足させること
- 仕事のやりがい
- 社会への貢献
皆さんなりに色々な答えがあると思います。
本書の著者が多くのコンサル出身者にこの質問をしたところ、何と全員の答えがズバリ一致したそうです。それは「相手の期待を超え続けること」です。ビジネスとは、一度限りで終わるものではありません。相手から高い評価と信頼を得ることで、次の仕事に繋がります。ビジネスとは突き詰めると相手の期待を常に超え続けることに他ならないのです。
書籍「コンサル1年目が学ぶこと」を、社会人10年目の私(ええぞう)が要約しようという試みです。
まずは相手の期待を把握する
「相手の期待を超え続ける」ためには、まずは相手の期待が何なのか?を明らかにしなければなりません。当たり前のように聞こえますが、これを十分に理解して実践できているビジネスマンはあまり多くないと私は思います。
たとえば:上司の期待を把握しよう
「先月の売上データをまとめて」と上司に依頼されたら、売上データ”だけ”をまとめます。
それ以外の、例えば以下は一切不要です。
・売上に必要となった費用
・1年前の売上データとの比較
・今月の売上予測
重要なのは、相手が期待していることに100%で答えることです。期待していないことをいくら頑張っても点数は1点もつきません。逆に余計なことを頑張りすぎたせいで、相手の期待の「先月の売上データ」の出来が50点だったら、あなたの評価は50点になってしまいます。
相手を思う気持ちで、補足情報を色々つけたい気持ちは分かりますが、まずは相手の期待に100%で答えることを最優先しましょう。それ以外の補足は、100%の成果を出した後に提案すればよいのです。
皆さんも仕事をしながら肌で感じていると思います。今の時代は昔と比べて、比べ物にならないくらい早いスピードで世の中は動いています。そんな現代を生きているビジネスマンにも、このスピードについていける早さが求められています。
10日かけて100点満点を取るよりも、1日で30点取れる方が優秀なビジネスマンなのです。
ときには相手の期待値を下げろ
相手の期待をしっかりと理解するためには、コミュニケーションが重要になります。相手から依頼されるとき、ほとんどの場合で相手は期待を全て伝えてくれないからです。ときには、相手の期待そのものをマネジメントすることが必要な場合もあります。相手に期待値を下げてもらうのです。
たとえば:上司の期待値を下げよう
上司から「①先月の売上データ、②売上に必要となった費用、③1年前の売上データとの比較、④今月の売上予測を1週間以内にまとめて」と依頼されたとき、その依頼内容はあなたの処理能力を大きく上回ります。毎日残業しても終わりそうにありません。
このときに安請け合いはしてはいけません。安請け合いして、相手の期待に100%の成果が出せなかったとき、あなたは悪い評価を受けてしまうからです。
こんな提案をしてみましょう
「①②は4日で出せます。他の2つは時間が掛かるので8日いただけますか?」「①②は大丈夫です。他の2つは、財務部と第2営業部の協力も必要です。来週始めに打ち合わせをセッティングします。そこで彼らと相談しましょう」
こうすることで相手の期待値を下げつつも、あなたの評価は下がりません。
まとめ
- ビジネスで一番大事なことは「相手の期待を超え続けること」
- そのためには、まず「相手の期待を把握する」
- そして「相手の期待に100%で答える」
- 良かれと思っての心に負けずに「余計な補足はしない」
- 時には「相手の期待値を下げる」ことも重要
本記事は本書のごく一部を、私の経験も含めて解説しています。詳しく知りたい方はぜひこちら↓をクリックしてみてください。
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