書籍「嫌われる勇気」を、職場で同僚から嫌われまくっている私(ええぞう)が解説します。
本記事を読むことで得られるメリット
・世界的名著を大まかに理解できる。
・トラウマは乗り越えられる。
・考え方ひとつで幸せになれる。
「嫌われる勇気」ありますか?
- 「嫌われる勇気」を読んだことはないけど、興味はある
- 読んだ人は良い本というけど、本当?
- 読む前にどんなことが書かれているか知りたい
そんな方に、3つ質問をします。ぜひ答えてみてください。
Q1: あなたは幸せになりたいですか?
「不幸になりたい」という極度のドMな人は人を除きほぼ全人類が幸せになりたいと思っていますよね。
Q2:幸せになるために何をしていますか?
「幸せになりたい」なら、幸せになるための何かアクションや取り組みや努力をしていますよね?
そう聞かれるとなかなか答えるのが難しいのではないでしょうか?
- 「良い大学に入れるように毎日夜遅くまで勉強している」
- 「仕事を一生懸命頑張っている」
- 「毎週末、趣味のテニスに出かけている」
など、答えをひねり出してみてください。
Q3:それって本当に幸せなことですか?
その結果「あなたは幸せになれる」と自信を持っていえますか?
こう突っ込まれると、自信がなくなってくるのではないでしょうか?
頑張ったからって、結果に結びつくとは限りません。
- どんなに一生懸命勉強をしても、東大に入れるとは限りません。
- どんなに一生懸命仕事をしても、大企業の社長になれるとは限りません。
- 突然ひじを壊して、趣味のテニスができなくなってしまうかもしれません。
じゃあ今の努力は無駄なのか?不安になってきませんか?
結論「嫌われる勇気」を読もう
「幸せとはなんぞや?」「何をしたら幸せになれるのか?」を考え出すと訳がわからなくなってきませんか?
ご安心ください。幸せになるための方法を本気で考えた書籍「嫌われる勇気」を、職場で嫌われまくっても全く気にしない平凡サラリーマンの私(ええぞう)が解説します。
みなさん薄々気づいていると思いますが、結論「嫌われる勇気を持つことで、幸せになれます」。すでに本の題名でネタバレしています。
では、なぜ幸せになれるのかを順に解説していきます。
アドラー心理学の紹介
本書では、アドラー心理学に精通した哲人と、日々苦悩に悩む青年の会話劇で、アドラー心理学を話の主軸として展開されます。
アドラーってだれ?
アルフレッド・アドラー
1870年2月7日 – 1937年5月28日
オーストリア出身
精神科医、心理学者、社会理論家
心理学の3大巨頭といえば、フロイト、ユング、アドラーと言われるほどのビッグネームです。彼らは同時期の心理学者ですが、アドラーはこれからお話する理由によって、フロイトと決別します。
アドラー心理学ってなに?
そんなビッグネームのアドラーが提唱した心理学がアドラー心理学です。
アドラー心理学
どうすれば幸せに生きることができるか?を考える心理学
別名「勇気の心理学」「個人心理学」
- デール・カネギー「人を動かす」「道は開ける」
- スティーブン・コビィ「7つの習慣」
などの現代のベストセラー作家にも多大な影響を与えています。
トラウマは存在しない!
心理学の3大巨頭の一人フロイトの理論の1つに「原因論」と言うものあります。
例
幼い頃いじめや家庭内に問題があったから、現在引きこもっている
のようにAが原因でBが起きるという、原因と結果を結びつけた理論です。いじめや家庭内の問題という原因が、現在の引きこもっているという結果を引き起こしていると考えます。
アドラーは「原因論」を真っ向否定
アドラーは「原因論」を正面から否定しています。平凡な私でも名前を知ってるフロイトの理論に楯突くなんて、アドラーは恐いもの知らずだなぁと思いました笑
アドラー曰く、原因論がこの世の理であるならば「いじめや家庭内に問題があった人は全員引きこもりになっていないとおかしい」「いじめや家庭内に問題があったけど、いまは引きこもらず立派な人になっている」という例外を無視していると言います。
アドラーの考え方:目的論
原因論の対抗馬として、アドラーは「目的論」を提唱しています。
目的論
人は何かの目的を達成するために、経験に意味を与える。という理論
上の例で考えると、引きこもることで両親や家族が大事にしてくれる、社会に出て働くことで生まれる苦痛から逃げるという目的のために、過去のいじめや家庭内の問題という経験に意味を与えていると考えます。
- 出世競争という苦悩から逃げるという目的のために、良い大学を出ていないことを理由にする。
- 休日は家でダラダラしたいから、家事は奥さんのほうが得意という理由をつけて、奥さんにに家事を丸投げする。
といった考え方です。
賛否分かれそうな理論ですね(^_^;)
トラウマに悩まされている人に対して「それってあなたの目的のために、過去を引っ張り出して”トラウマ”って名前つけてるだけですよ」とザクザク刺すような理論です。
実際アドラーが目的論を提唱したときは。他の心理学者や識者から賛否両論だったそうです。
どうしたらトラウマを乗り越えられるか?
目的論だけだと、ただの心ないひねくれ理論になってしまいますが、アドラーはトラウマを乗り越えるために以下を提案しています。
トラウマを乗り越えるには
過去に対する見方を変える。
過去に支配されない生き方をする。
例:18℃の水は、夏は冷たく、冬は暖かく感じる。
18℃という温度は客観的な事実ですが、夏は冷たく、冬は温かく感じます。この「冷たい」「温かい」というのはその人の主観です。
過去についても同じことが言えます。例えば、朝寝坊したという客観的な事実があったとき
- 「なんてことをしてしまったんだ…」と思えば、「自分は愚かな人間だ…」と卑屈になってしまう。
- 「あとで、笑い話にしよう」と前向きな目的を与えるとポジティブに捉えることができる。
同じ事実であっても、受け取り方は考え方ひとつでいくらでも”変えられる”んです。どちらの考え方をすれば幸せかは言うまでもありませんね。
あなたはどちらの考え方を選びますか?
まとめ
トラウマは存在しない!
経験に幸せな意味を与えよう!
考え方ひとつですぐにできる!
最後に
本記事は本書のごく一部を、私の経験も含めて解説しています。詳しく知りたい方はぜひこちら↓をクリックしてみてください。
もう少し、私の「嫌われる勇気」解説にお付き合いいただける方はコチラ↓