「モチベーションが続かない」「やる気が出ない」そんなお悩みありませんか?
本記事では、最新科学が解明した「モチベーション」「やる気」が上がり継続させるための方法を紹介します。
本記事はこんな方におすすめ
- やらなきゃいけない仕事があるのに進まない
- 勉強に身が入らない
- ずっとスマホをいじって時間を無駄にしてしまう
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規則正しい生活を心掛ける
「モチベーションと関係ないじゃん!」とツッコミたくなるかもしれませんが、規則正しい生活はモチベーション・やる気を上げるために必要な土台となります。
人の脳には、古くからある脳機能(食事、睡眠)と、新しい脳機能(学習)の大きく2つの機能に分けることができます。
そして、モチベーションには優先順位があり、古くからある脳機能の方が優先されます。これは、脳が私たちの命を守り生存するための本能とも言えます。
もしもあなたの脳が、食事よりも勉強や仕事を優先させたとしたら、きっとあなたは疲れて倒れてしまいます。こうならないように、脳機能には優先順位がつけられているのです。
モチベーションの優先順位
古くからある脳機能(食事、睡眠) > 新しい脳機能(学習)
そのため、古くからある脳機能が十分に満足した状態でないと、学習のモチベーションはなかなか上がりません。
古くからある脳機能(食事、睡眠)を満足させるためには、規則正しい生活を送ることが必須です。
規則正しい生活とは
- 決まった時間に寝起きする
- 休日でも夜更かししない
- 起きたら朝日を浴びる
- 栄養バランスの良い食事を摂る
モチベーションの高い他人と、自分を比較しない
モチベーションを上げるためには、モチベーションについて正しく理解しておくことが大切です。
そして、他人のモチベーションが上がる理由と、あなたのモチベーションが上がる理由は違うということをよく理解しておきましょう。
なぜなら、モチベーションが上がる脳内の神経の配線はみんな違うからです。
大変な仕事を毎日頑張れる理由は何でしょうか?
- ある人にとっては、家族のためです。
- 別のある人にとってはお金を稼ぐためです。
- また別のある人にとっては、幼いころからの夢だからです。
身近なモチベーションの高い人と、自分を比較して、ガッカリしても何の得もありません。それよりも、他人のモチベーションを尊重し、自分にとって頑張れる理由を探しましょう。
そのためには、まず、あなたが何のために頑張るのかをじっくり考えましょう。
- お金のため?
- 将来のため?
- 誰かのため?
- 後悔しないため?
そして、他人は、その人なりの頑張る理由があることを良く理解しておきましょう。
新しい学びのポジティブな面に目を向ける
上で「自分にとって頑張れる理由を探しましょう」と紹介しました。
ここでは、その具体的な方法を1つ紹介します。
この方法は特に新しい仕事や勉強に取り組むときのモチベーションを上げるのに役立ちます。
新しい仕事や勉強を始める前に、その学びのポジティブな面を探してみましょう。
人間の脳は、放っておくと勝手にネガティブなことばかり考えてしまう「ネガティブ本能」があります。ネガティブ本能自体は、生命を脅かす脅威に目を向けることができる人間が生存するためには必要な本能です。
しかし、このネガティブ本能がモチベーション・やる気を上げるという点では邪魔をしてしまいます。
「この仕事を頑張っても評価が上がるわけじゃない」「こんな勉強将来の役に立たない」とネガティブ本能全開の状態では、当然モチベーションは上がりません。
新しい学びのポジティブな面の見つけ方
- やり切った後のあなたの姿を想像する
- 学ぶメリット、得られるものを想像する
- 新しい仕事で関わる人の笑顔を想像する
- 仕事のゴールを想像する
これらの方法を参考にして、新しくて腰が重いことに対するモチベーションを上げましょう。
普段から、新しいものに積極的に触れる
普段から新しいものに触れたり、新しいことに挑戦することはとても重要です。
普段から新しいものに触れることで、ものごとの捉え方の方法を増やすことができます。「捉え方の引き出しが増える」「多面的なものの見方ができる」と言い換えることもできます。
これにより、先に紹介したポジティブな面に目を向ける力を養うことができます。
普段から新しいものに触れるもう1つのメリットとして「あなたの成長のための因子に気づくことができる」が挙げられます。
新しいものに挑戦すると、たいていの場合失敗します。新しいものなのだから当たり前です。失敗すると「なぜ失敗したんだろう?」と考えます。
すると、自分の内面の傾向やクセや考え方などと向き合う機会が増え、それを直そうとする学びの機会も増えます。
普段から、このような習慣がある人は、いざ本当に取り組まなければならない勉強や仕事に挑戦するときに、普段の小さな失敗から、自分の内面の傾向やクセや考え方が分かっているので、効率的な学びを得ることができ、自然と良い結果が生まれやすく、その結果「自分はできる」と自己肯定感が高まり、モチベーションも高まります。
テンションを上げる起爆剤を用意する
モチベーションを高めやすくする方法の1つに「モチベーショントリガー」というものがあります。いわゆる「やる気スイッチ」です。
この「やる気スイッチ」になるような「おまじない」を作っておくと、どうしてもやる気が起きない時の秘密兵器になります。
- お気に入りの名言
- 本や漫画のワンシーン
- アニメの盛り上がるシーン
- 映画の好きなシーン
あなたにとってのテンションの上がる、自分を奮い立たせるようなものがあれば、それをいつでも見られるようにしておきましょう。
ちなみに、私のやる気スイッチのYoutube動画を参考までに紹介します↓
「アニメや映画を見て、勉強のやる気が起きるわけない」と思うかもしれません。
しかし、「ああなりたい」「憧れる」という感情は、どんな形であろうと、脳内のモチベーションを高める物質であるドーパミンを誘発します。
一度ドーパミンが誘発されれば、それを勉強や仕事に向けて発揮すれば良いのです。
あえて期待値を下げる
脳内のモチベーションを高める物質であるドーパミンが生まれる基本的な原則は、期待や予測と現実のギャップです。
期待よりも現実が良い結果になると、ドーパミンが誘発されてやる気が湧きあがります。
例えば勉強の模擬試験の結果が、予想しているものより良かった場合「思ってたよりも良かった。この調子なら行きたい大学にもいけそうだ。もっと頑張ろう」とやる気が湧きあがります。
逆に、予想していたものよりも悪い場合「あんなに頑張ったのに、全然だめだ。結果が出ない…」とネガティブになってしまい、モチベーションも高まりません。
この原理原則を応用して、あえて期待値を下げておくことでドーパミンが出やすくなり、やる気が高まりやすくなるのです。
期待値を下げる例
- 80点は取りたい→50点とれればOK
- ゴルフのベストスコア更新→OBにならなきゃOK
- 完璧なプレゼンにしたい→相手に伝わればOK
上の例のように、何かに挑戦するときに達成したい目標だけでなく、最低限の目標も考えておきます。
もちろん準備期間では達成したい目標のために全力を出しますが、本番では「最低限の目標を達成できればいいや」と考えることで、期待値を下げることができます。
この方法の他のメリットとして、期待値を下げることで、本番で緊張しにくくなるので、逆に高いパフォーマンスを発揮できるという点も挙げられます。
お金を報酬にしない
あなたは、モチベーションを高める起爆剤になにを選びますか?
- 達成感
- 自分自身の成長
- お客さまの笑顔
- お金
いろいろと思い浮かぶと思います。
この中で、お金を選ぶことは推奨されません。なぜなら、お金では脳内のモチベーションを高める物質であるドーパミンを誘発することが原理的に難しいからです。
繰り返しになりますが、ドーパミンは期待値と現実のギャップによって誘発されます。期待値よりも現実が良い結果になったときに、人のやる気は湧きあがるのです。
これをお金で考えてみましょう。
- 「思ったよりも給料が高かった」
- 「クライアントから予想よりも多くの報酬をもらえた」
のようにお金を起爆剤に選ぶと、こんなときにやる気が湧きあがることになります。
しかし現実には、サラリーマンなら年齢や役職や残業時間で自分の今月の給料がどのくらいになるのか、高い精度で予想できてしまいます。さらに日本企業のサラリーマンなら、年功序列で年を重ねると少しずつ給料が上がっていく原則が残っている企業が多いので、あなたの成果が給料に直接反映されることはあまりないと思います。
個人事業主でも、仕事に取り掛かる前にクライアントに見積もりは提出します。クライアントがあなたの仕事に満足しても「あなたの仕事は良かったのでこれどうぞ」と追加でお金を払ってくれることはありません。
つまり、雇われサラリーマンも個人事業主の社長でも、自分のお金の報酬は高い精度で予想できてしまうので、現実とのギャップは小さくなることから、ドーパミンの誘発には不向きです。
お金だけをやる気の起爆剤にせず、他の要因も合わせて起爆剤にしましょう
お金以外の起爆剤の例
・自分の成長やり遂げた達成感
・お客様の笑顔
・仲間の笑顔
・人に貢献すること
・人に感謝されること
まとめ
「モチベーションが続かない」「やる気が出ない」そんなお悩みありませんか?
本記事では、最新科学が解明した「モチベーション」「やる気」が上がり継続させるための方法を紹介します。
本記事はこんな方におすすめ
- やらなきゃいけない仕事があるのに進まない
- 勉強に身が入らない
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