【就活・昇進試験に出る】時事・経済キーワードの用語解説:ビジネス編

【就活・昇進試験に出る】時事・経済キーワードの用語解説:ビジネス編 仕事や日常に役立つスキル
【就活・昇進試験に出る】時事・経済キーワードの用語解説:ビジネス編

就職活動や、会社の昇進試験では、時事・経済に関する筆記テストや面接での質問があります。普段から新聞を読む習慣のある人なら良いですが、そうでない人もかなり多いと思います。

本記事では、そんな人に向けて最近の時事・経済キーワードを解説します。

本記事で登場するキーワードをすべて完全に理解することは難しいですが、最低限、あなたの就職したい業界や、勤める会社に関連するキーワードは抑えておきましょう。

本記事で解説するキーワード
・GAFA
・BATH
・CASE
・MaaS
・Industry4.0
・ユニコーン

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GAFA

GAFA(ガーファ)は、アメリカの巨大IT企業4社の頭文字を取った言葉です。

皆さんも「必ずこの企業のどれかにお世話になっている」と言っても過言ではないほど、私たちの生活に必要不可欠なサービスを提供しています。

GAFAとは

  • Google 検索エンジン、マップ、カレンダー、メール etc…
  • Apple スマートフォン、パソコン、スマートウォッチetc…
  • Facebook※ SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
  • Amazon インターネット通販、動画サービスetc…

※Facebookは、2021年10月に社名を「Meta」に変更

GAFAは、検索履歴、買い物履歴、移動履歴などの膨大な個人データを集計して活用し、広告を展開する基盤を提供しているため「プラットフォーマー」とも呼ばれています。

また、GAFAは近年IT以外にも事業領域を拡大しており、富を独占する脅威として懸念されていることから、EUでは2008年に一般データ保護規則(GDPR General Data Protection Regulation)が施行され、彼らのデータ取引の透明性を求める法律が世界各国で制定されています。

BATH

BATHとは「中国版GAFA」と呼ばれる、中国の巨大企業4社の頭文字をとった言葉です。

BATHとは

  • Baidu(バイドゥ) 中国の検索エンジン、音声アシストetc…
  • Alibaba(アリババ) 流通、インターネット通販etc…
  • Tencent(テンセント) SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、ゲームetc…
  • Huawei(ファーウェイ) スマートフォン、通信事業etc…

BATHもGAFAと同じように、ビジネスの基盤を提供するプラットフォーマーです。

BATHの提供する製品は、米中貿易摩擦のニュースで良く耳にします。特にHuaweiの商品をアメリカで販売するのに大きな規制が掛けられています。

CASE

CASEとは、自動車を巡る新しい技術・サービスを表す言葉です。

これから訪れる自動車産業の変革を示すキーワードです。

CASEとは

  • Connected 車の連携、IoTとの連携
  • Autonomous 自動運転
  • Shared & Service サービスとしての車
  • Electric 電動化

最近のニュースで良く耳にする「自動運転」「カーシェア」「EV」はCASEの代表的なトピックです。

CASEの実現には、AI(人工知能)や燃料電池など、自動車メーカーにとって新たな領域の開発が求められます。

そこで、自動車メーカーは通信キャリアやIT企業と連携するという動きが盛んにおこなわれています。

MaaS

MaaSとは”Mobility as a service”の略です。

「すべての移動手段をITでつなぎ、1つのサービスとして利用する」という考え方のことです。

例えば、今までは電車や飛行機を予約するとき、個別に予約していましたが、それを一括で検索から予約、そして決済まで行えるようなサービスが、開発されています。

MaaSが普及すると、個人の利便性向上だけでなく、交通渋滞の緩和や環境負荷の低減などにも役立つと言われています。

引用:国土交通省

Industry4.0

Industry(インダストリー)4.0とは、今までの3回に渡る産業革命に続く、4回目の産業革命と呼ばれるものです。

極端な自動化、コネクティビティによる産業革新。モノとインターネットが繋がることで蓄積されたビックデータをAI(人工知能)などを使って解析、新たな製品やサービスの開発につなげることです。

今までの産業革命

  • 第一次産業革命:18世紀、蒸気機関による軽工業の機械化
  • 第二次産業革命:19世紀、石油、電力、重化学工業
  • 第三次産業革命:インターネット、ICT

世界でも、特にドイツは国を挙げてのIndustry4.0推進で有名です。2011年にIndustry4.0を掲げ、製造業のデジタル化を進め、国を挙げての製造業のスマート化を進めています。

日本でも最近よく耳にするIoT(Internet of Things)、DX(デジタルトランスフォーメーション)もIndustry4.0の一環です。

似たような言葉にソサイエティ5.0(Society 5.0)があります。こちらは「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済の発展と社会的課題の解決を両立する社会」を意味します。

ソサイエティ5.0(Society 5.0)の解説を、こちらの記事にまとめています。意味を混同しないように合わせてお読みください。

ユニコーン

ユニコーンとは、未上場ながら時価総額が10億ドルを超える設立後10年未満のスタートアップ企業のことを指します。

めったに出会うことができないという意味で、伝説の動物であるユニコーンの名前がつけられています。

国別ユニコーン社数は、アメリカが最多の約230社、続いて中国が約120社です。有名な企業は中国の動画投稿アプリTikTokを運営するバイトダンス、アメリカのイーロン・マスク氏のスペースXがあります。

なお、日本のユニコーンは以下の通りです。

日本のユニコーン(2021年11月時点)

  • Preferred Networks (AI開発)
  • SmartHR (人事労務ソフト)
  • スマートニュース (情報アプリ)
  • Paidy (後払い決済)
  • リキッドグループ (暗号資産交換業)
  • Playco (モバイルゲーム開発)

まとめ

就職活動や、会社の昇進試験に向けて、最近の時事・経済キーワードをしっかり理解しておきましょう。

本記事で解説するキーワード
・GAFA
・BATH
・CASE
・MaaS
・Industry4.0
・ユニコーン

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